アメリカ南部の州「ロックダウンやーめたｗｗｗｗ」　ジム、シアター、レストランなど全開放へ　日本よこれが自由の国だ！

米南部の州、経済活動を再開へ

米国でジョージア州など南部のいくつかの州が、今週にもロックダウン（都市封鎖）を緩和しようとしている。
それ以外の州では、各州の知事が導入した厳しい新型コロナウイルス対策に抗議する運動が勃発している。

ジョージア州知事ブライアン・ケンプ氏（共和党）は市民に向けて、24日からスポーツジム、美容院、入れ墨
パーラー、ボーリングセンターへの出入りを許可すると宣言した。27日からは、映画館やレストランも開放する。

ケンプ知事がロックダウンを定めたのは全米でも最後の方だったが、今回の知事の決断により、ジョージア州は
真っ先に規制を緩める州の一つとなる。ホワイトハウスは先週、14日間連続で感染者数が減少することを
経済再開の条件とすることを勧告したが、ジョージア州はこの基準を満たしていない。

ケンプ氏の決定に対し、2人の民主党の要人が批判している。1人はジョージア州議会の元少数派院内総務の
ステイシー・エイブラムス氏で、もう1人はアトランタ市長のケイシャ・ランス・ボトムズ氏だ。2人とも、民主党の
大統領候補に内定しているジョー・バイデン氏の副大統領の候補として名前があがっている。

エイブラムス氏はケンプ知事の決定について「危険だ。無能のしるし」と断じた。ランス市長はアトランタ市民に
引き続き外出しないよう強く求めた。ケンプ氏は今月、症状がない人も感染している可能性があるという事実を
認識していなかったことを認め、厳しい非難を受けた。

■抗議運動を後押しするトランプ大統領

抗議者たちの中には、トランプ大統領の言動に意を強くしている者もいる。大統領は先週、ツイッターで自らの
支持者に、ミシガン州、ミネソタ州、バージニア州を「解放する」よう求めた。これらの州はペンシルベニアと同様、
州知事が民主党員である。

厳しい措置に反対する人たちには、ソーシャルディスタンスのガイドラインを当面継続するとするトランプ政権の
勧告を無視している人が多い。だが、トランプ氏は19日、抗議者を非難することを拒んだ。

トランプ大統領は抗議者について、「キャビンフィーバー（閉所性発熱）」を患った「素晴らしい人々」で、彼らには
抗議する権利があると語った。ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事などの州知事を名前を挙げて、
締め付けが厳しすぎると批判した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58344770S0A420C2000000/