鳥取　短期間滞在の取り組みを3年、1人の移住に成功

鳥取市は、移住者の増加を目的に、短期間滞在してもらう「ワーキングホリデー」の取り組みを進めてきましたが、この３年間で移住につながったのはわず
か１人で、市は、生活体験に重点を置いたプログラムに見直し、移住につなげたいとしています。

鳥取市は、県外からの移住者を増やそうと、農業などを体験しながら市内に２泊３日の日程で滞在してもらう「ワーキングホリデー」の取り組みを、平成２
８年度に始めました。
市によりますと、これまで、およそ４０人が「ワーキングホリデー」を利用しましたが、その後、鳥取市に移住した人はわずか１人にとどまり、思うような
成果が出ていないのが現状です。
このため鳥取市では「ワーキングホリデー」が、移住につながるようプログラムを見直し、生活体験に重点を置いて、買い物や医療サービスなどを案内する
時間も設けたということです。
またターゲットも、距離的に近い関西圏に力を入れて呼びかけるとしています。
鳥取市地域振興課は「これまでは地域の魅力の発信に重点を置いてきたが、地方に移住することの不安の解消にもつながるワーキングホリデーにしていきた
い」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20191209/4040003910.html