電車の「窓開け換気」に恐怖のストレスを感じる女性客が続出「コロナよりこわい」

女子にはとても大事なことなんです（Ｃ）共同通信社

電車内「窓開け換気」で強い風…恐怖のストレスを感じる女性客が続出
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緊急事態宣言が解除され、それまでガラガラだった首都圏の電車内も通勤客らの姿が目立ってきた。感染リスクを避けるため、鉄道各社は「窓開け換気」を実施しているのだが、これが一部の女性会社員らにとっては、コロナウイルスよりも“こわい”らしい。

都心部にあるオフィスに通う製造業の田島涼子さん（仮名・28）がこう言う。
「今、地下鉄などでは大きな窓が開けられていますよね。換気の意味はよく分かっているですが、その窓の付近の席には、たとえ空いていたとしても私は座りません。
なぜかといえば、すごくくだらないと思うかもしれませんが、髪型が崩れるから。だって、朝起きてから、前髪を作るのって、女性にとってはすごく大変なんですよ。シャワー浴びて、ドライヤーにヘアアイロン、スプレーして……。
そうやって苦労して作った前髪が、あの大きく開いた窓から入ってくる風で一瞬でブワーッとなっちゃう。考えただけでも震えますよ」

窓が開いていなくても、クーラーの風が強いドア付近には立つことを極力避けているという田島さん。どうやら「前髪命」の女性にとって、強い風はウイルスと同じくらいストレスに感じるらしい。

サービス業に勤める遠藤由紀子さん（仮名・32）は「私もコロナ感染がこわくて、電車内で大きく開いた窓の下の席に座ったことがあるのですが、会社に着いてトイレで鏡を見たら、髪の毛が風の流れに沿ってモシャモシャ。それからは、二度と窓の空いた席には座りません」と言い、こう続ける。

「私が好きなのは列車と列車の継ぎ目付近の席ですかね。ほら、あの席って開けられない窓が多いじゃないですか。だから、まず、そこの席を探して、ダメなら窓が開いていない席を探します。風向きを考えて。
バカみたいと思うかもしれませんが、多分、女性客でそう思っている人は多いと思いますよ。だって、大きな窓が開いている６人か８人掛けぐらいの席で、女性の姿を見ないことって多くないですか」 　ヘアスタイルは女性の“命”――。

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奈倉