- 1 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:05:24.019 ID:q1dn044g0
- 父「なに言ってんだよ。むしろいっしょに過ごせる時間が増えて嬉しいだろ?」
娘「冗談はウ●コのにおいだけにしてよ」
父「え?」
娘「パパがウ●コした後のトイレは地獄だよ?」
父「マジか?」
娘「うん。だってパパのウ●コって本当にくさいんだもん」
- 2 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:05:42.656 ID:goD8bOtg0
- 換気扇つけろよ
- 3 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:06:04.232 ID:9lMNdq5+a
- 父「娘よ、パパもうウ●コしない!」
- 7 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:07:24.097 ID:54tVcV9r0
- >>3
汚え - 4 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:06:14.928 ID:WmjChsB20
- もうパチンコ屋でウ●コしてこいよ
- 5 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:06:48.097 ID:BEnc1qE40
- この言い回しよく聞くけどあんまり納得いかないんだよなぁ
ウ●コの匂いが冗談なら臭くないってことだろ - 6 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:07:23.347 ID:q1dn044g0
- 長女「なに今さらショック受けてんだよ。自覚なかったの?」
娘「パパったらコロナにかかってんじゃない? 臭い、分かんないの?」
男「たしかに父さんのウ●コの匂いが分からないってヤバいよ」
次女「うん。その、まあ、わりと毒ガスみたいだよね……」
父「ほ、本当なのかい、ママ?」
母「そうね。なんて言うか鼻が一瞬で曲がりくねりそうなニオイかしら?」
娘「パパには二度と家でウ●コしないでほしいなあ」
- 9 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:08:55.029 ID:hx3E4ICep
- >>6
突然出てきた男が謎すぎる。家族全員NTRれてね? - 10 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:09:36.615 ID:goD8bOtg0
- >>9
家族催眠もの - 25 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:31:11.779 ID:5boJ8RRp0
- >>9
長男じゃね - 8 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:07:26.316 ID:SwucFZ7Od
- 外れると思ってた演出で急に当たるとうんち漏れるよね
- 11 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:10:02.965 ID:q1dn044g0
- 次女「うちのトイレってウォシュレットどころか今どき珍しいボットン便所だからね」
男「しかも家の外にしかないからな」
長女「マジどうにかしろよ。ニオイしだいで料理の味ってかなり変わるんだぞ」
娘「つまり、パパがウ●コしたあとのトイレは、ウ●コをく口に突っ込まれてるのと同じってこと?」
長女「そうそう、そういうこと」
父「……」
長女「そのへんで野糞してきてくれって感じ。あ、でもそしたら道ゆく人が死ぬかww」
- 12 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:11:45.873 ID:q1dn044g0
- 父「お前ら家の大黒柱になんてことを言うんだ!」
長女「その大黒柱がゴミなせいであたしらがボットン便所しかない家に住むハメになったんだろ」
父「仕方ないだろ! コロナなんだぞ!」
母「まあまあ、ケンカしないでみんな。娘ちゃんはパパのこと大好きだもんねー?」
娘「ウ●コ臭いパパだけどパパだいすきー」
父「くっ……お前はなんてイイ子に育ったんだ。それに比べてお前はなんだ?」
母「え、わたし?」
- 13 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:13:18.170 ID:q1dn044g0
- 父「普通だったら大黒柱であり、夫であるぼくをもう少し庇ってくれてもいいだろ!」
母「なっ、なによ? あなたのウ●コが臭いのがいけないんでしょ!?」
長女「お母さんの言うとおり。ウ●コくせえんだからウ●コすんなよ」
父「最近は雨続きで冷えるんだからしょうがないだろ!」
長女「たくっ、コロナで仕事をクビになるわ、次の仕事は見つけられないわ、ウ●コはくさいわ、ウ●コ製造機だな」
男「父さん……」
母「あなたがそんなんだから、わたし、今月は美容院に行くお金すらなくて……」
次女「だからそんなに事故った髪型してるんだ」
- 14 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:13:59.355 ID:q1dn044g0
- 母「自慢のロングヘアーもシャンプーとコンディショナー代がもったいないから切ったのよ!」
父「う、うるさいっ! ぼ、ぼくは悪くない! ぼくは悪くないっ!」
長女「はあ……ほんとクズだな、4ねよ」
父「くそっ! もうお前らなんか知らないんだからな!」
- 15 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:16:38.551 ID:q1dn044g0
- 次女(わたしの家は、父、母、男、長女、わたし、娘ちゃんの六人家族です)
次女(今年に入ってお父さんはコロナを理由に仕事をクビになってしまったんです)
次女(まあ実際はコロナが最後のダメ押しで、もともといてもいなくても変わらない無能さんらしいので)
次女(コロナは都合よく父をクビにする理由でしかなかったらしいですが)
次女(そしてお家はすっかり貧乏になり、今は亡きひいお婆ちゃんの古い家にすんでいます)
次女(また家族が仲良くなれたらいいと思いますが、どうなることやら)
次女(そのうちきっとまたもとの仲良しな家族に戻れるとわたしは信じています)
次女「……とか、考えていたら次の日、事件が起きました」
- 16 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:17:38.970 ID:q1dn044g0
- 次の日
次女「お父さん、今日は元気なかったなあ」
次女「やっぱり昨日のことがショックだったのかな……」
次女(ん? あ、あれは!?)
次女(庭にある唯一のトイレで、うつ伏せになって倒れてるのは)
娘「」
次女「む、娘ちゃん!?」
- 18 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:18:45.767 ID:q1dn044g0
- 次女「む、娘ちゃんしっかり! なにがあったの!?」
娘「く、くさくて、し、しに……」
次女「大変! だ、誰か!」
母「どうしたの? 急に叫び出して」
次女「大変なの! 娘ちゃんが……!」
娘「」
母「……う、うそ……ど、どうして……娘ちゃんが……」
次女「とにかく救急車を!」
母「え、ええ……」
- 19 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:21:28.687 ID:q1dn044g0
- 母「ていうかなんか臭くない!?」
娘「う、うん。確かにウ●コみたいな臭いするけどそんなのは後でしょ!?」
母「そうね。とにかく救急車と、あと念のため百十番ね!」
次女(そうして救急車と警察がやってきました)
次女(娘ちゃんは救急車で連れていかれ、わたしたちは警察の取り調べをうけることになったのでした)
- 20 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:22:42.256 ID:q1dn044g0
- 刑事「第一発見者は?」
次女「わたしです」
部下「ガイシャは強烈な刺激臭によるショックであのような状態になったと思われます」
刑事「刺激臭? 刺激臭とはいったい?」
部下「それが……被害者の娘さんが倒れていたのはトイレの前でして……もしかしたら排泄物のニオイで神経をやられたのではないかと」
刑事「な、なに?」
母「あ、ああぁ……む、娘ちゃん、どうして娘ちゃんが……」
- 21 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:24:54.906 ID:q1dn044g0
- 長女「刑事さん。今の排泄物による刺激臭って?」
部下「ええ、それがトイレにはとんでもない異臭が堆積していたらしく、それが原因で娘さんはやられたようです」
刑事「しかしいくらなんでも排泄物のニオイでというのは」
長女「いや、ありえるんじゃね?」
男「なに言ってんだよお前!?」
長女「いやあ、実は娘ちゃんがやられた異臭に覚えがあるんですわ」
父「な、なにを言い出すんだ長女!?」
刑事「ふむ。それはなんですかね?」
長女「このおっさんのウ●コ」
父「お前!?」ビクン
刑事「ほう……」
- 22 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:27:30.056 ID:q1dn044g0
- 部下「しかしにわかには信じがたいですね」
刑事「失礼ですが、あなたは今日大便をされましたか?」
父「そ、それは……」
長女「しただろ、あたしは見てんだよ。アンタが朝食を終えたあと、トイレに行ったのをな」
男「父さん……!」
父「だからってあの子があんなことになったのは関係ないだろ! ないよなぁっ!?」
- 23 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:28:44.758 ID:q1dn044g0
- 刑事「実際にあなたは今日排便をされた、それは間違いないですか?」
父「……はい」
刑事「ふむ、たしかににわかには信じがたいが……」
父「ですが! 常識的に考えてそんなウ●コの臭いであんなふうにはならないでしょう!」
長女「そこまで言うなら、実際に刑事さんにもトイレのニオイをかいでもらおうよ」
母「そうね、それは素晴らしい提案だわ」
刑事「わかりました……よし、お前がやれ」
部下「わ、わたしがですか!?」
刑事「ああ」
- 24 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:29:55.309 ID:q1dn044g0
- 部下「では失礼して。ごめんね、ちょっと入り口からどいてもらってもいい?」
次女「あ、はい」
部下「うっ……ていうか扉を開く前からとんでもなく臭いですね」
長女「なっ? やべーでしょ?」
キイイイィ……
部下「おええぇぇ……くっさ! なんだこの百年ぐらい掃除してない豚小屋みたいなニオイは!?」
刑事「これはひどい……失礼ですが、これはあなたの臭いで間違いないですか?」
父「くっ……くさい! おかしいです! このクサさはぼくだけの臭いじゃないです!」
男「と、父さん……」
- 26 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:32:55.575 ID:q1dn044g0
- 長女「こんなくさいウ●コするのはアンタしかいないだろうが!」
父「だ、だが! そもそもおかしいじゃないか!」
長女「なにが!?」
父「もし本当に娘ちゃんがウ●コの臭いであんなことになったら、今この瞬間刑事さんたちもぶっ倒れていただろ!?」
刑事「たしかに」
部下「いちおう一本糞のように筋は通ってますね」
母「あの……それだったら実際にこの場で主人にウ●コをしてもらうというのは?」
父「えぇ!?」
- 27 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:35:49.444 ID:q1dn044g0
- 母「あなたがウ●コをしてからだいぶ時間は経過してるはずなのよ!?」
長女「たしかにな。ニオイも普通は多少はマシになってるはずだよな」
父「だ、だからってそんな……この場で脱糞!? この年で野糞だと!?」
母「でも……あなたが無実だって証明する手段はこれしかないわ」
長女「まあ逆にこれが決定的な証拠になる可能性もあるけどな」
刑事「申し訳ないが、この場で実を出して頂いても?」
父「くっ……実を出して身の潔白を証明するということか! わかりましたよ! すればいいんでしょう! しますよ!」
- 28 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:37:06.306 ID:f1h7uDMma
- 斜め上の展開になってきてワロタ
- 29 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:37:07.304 ID:q1dn044g0
- 父「じゃあ頼むぞ息子よ」
男「やるしかないのか」
長女「たくっ……実の父親が四つん這いになって浣腸される姿を見るハメになるとはね」
母「仕方がないわ。娘ちゃんをあんな目に合わせた犯人を探すためだもの」
次女「さすがにウ●コ製造機といえども、出したいときにすぐウ●コを出せるわけじゃないからね」
父「では……頼むぞ息子」
男「父さん……!」
ズプッ……ズボボボォ ギュルッ……ギュルルルルッ
父「んんんんんっ! んほぉおぉっ!」
- 30 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:42:09.261 ID:U8KO4H6l0
- プラズマクラスターで脱臭できる電球がある
- 31 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:42:29.088 ID:q1dn044g0
- 5分後
父「も、もうダメだ……と、とととても我慢できそうに、ない……!」
長女「いい加減出せよ気持ち悪りぃんだよ!」ブチィ!
男「あ! ウ●コを我慢させるために突っ込んでおいた木の棒が!?」
父「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
刑事「なっ……お父さんのお尻から勢いよく飛び出したウ●コが……」
次女「ま、まるでさまよえる弾丸のように部下さんの口の中へ」
部下「!?!?!?」ズボッ
- 32 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:43:26.596 ID:q1dn044g0
- 刑事「しっ、しっかりしろ! だ、だいじょうぶか!?」
部下「」ビクンビクン
長女「うわあ。完全に白目向いて昇天しちゃってる」
母「し、しかもウ●コを口に詰め込んだまま」
刑事「口の中にウ●コが入ったぐらいでは普通は気絶しない。ということは」
長女「やっぱりな。犯人はおっさん、アンタだわ」
父「ちょっ……ちがうんだ、ぼくは犯人じゃない!」
次女「……」
- 33 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:44:41.558 ID:q1dn044g0
- 長女「見苦しいぞウ●コ製造機」
刑事「とりあえず署まで来てもらいましょうか?」
父「ま、まってくれよおおぉっ! もしかしたらぼくが犯人じゃない可能性もあるだろ!」
母「どういうことよ?」
父「もしかしたらぼくがウ●コをする時間より先に娘ちゃんがトイレに行ってたかもしれないだろ!」
長女「だったら娘ちゃんの第一発見者はアンタになるだろうが!」
父「ぐっ……!」
長女「それにあたしは見たんだからな!」
父「な、なにをだ!?」
長女「あんたがトイレから出てくるのをな」
- 34 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:47:56.151 ID:q1dn044g0
- 父「な、なんだと!」
長女「トイレから顔だけ出してずっとキョロキョロしてただろ!」
父「なぜそれを!?」
長女「あたしは花壇の花に水をやろうとしたときに見たんだよ。トイレの紙がなくて困ってたんだろ!」
父「ぐっ……!」
刑事「花壇の花がみんなシナシナになってるが」
長女「この花たちはトイレのそばにあるだろ? だからこのおっさんのくっさいウ●コにやられたんだ」
母「花まであなたが犯人だって言ってるのね」
父「そ、そんな……」
男「も、もうやめろよ!」
次女「……お兄ちゃん?」
- 35 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:53:02.332 ID:q1dn044g0
- 男「じ、実はオレもウ●コしたんだよ。朝ごはん食べたあとで!」
母「な、なんですって」
男「急にお腹が痛くなっちゃって……!」
長女「だからって兄ちゃんのウ●コの臭いであの子はやられたわけじゃないだろ」
男「も、もしかしたらぼくのせいでアイツは……!」
長女「たくっ……しゃあねえな。兄ちゃんが悪くないことはわたしが証明してやるよ」
刑事「どういうことかね?」
長女「実はあたし、朝ごはん食べたあとに花壇に水をやったんだよ」
刑事「ほう」
- 36 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:54:26.616 ID:q1dn044g0
- 長女「だからさっきもこのおっさんがトイレからキョロキョロしてんのを見つけられたんだ」
刑事「ふむふむ、それで?」
長女「昨日雨が降っててさ。これを見てくれよ」
男「これは、足あと……!」
次女「ひとつはわたしの。もうひとつは娘ちゃんの。そしてもうひとつ、このでかいのは……」
長女「そう、家族の中で一番でっかい足あと、それはアンタだ」
父「な、なっ……なんだと!? だ、だがなんで息子の足あとがないんだ!」
長女「それはあたしが水やりのときに地面を濡らしたから。足あとは消えちゃったってわけ」
- 37 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:57:01.098 ID:q1dn044g0
- 刑事「つまり、男くんのあとにしかお父さんはウ●コをしていないと!」
長女「そういうこと。どーだ、まだ言い訳するか?」
父「そ、そんな……」
男「ちょっと待ってくれよ。いくら父さんのウ●コが死ぬほど臭いとしても、すぐトイレから出れば娘ちゃんは助かったはずだ!」
刑事「た、たしかに言われてみれば!」
男「うちのトイレなんてボロすぎて、スライド式のカギすら壊れてるのに!」
母「わ、わかったわ!」
刑事「ほう、奥さんなにがわかったんですか?」
母「やっぱり犯人はパパだってことよ!」
- 38 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:59:45.445 ID:5boJ8RRp0
- 面白い
- 39 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 20:59:49.042 ID:q1dn044g0
- 母「きっとパパは娘ちゃんがトイレに入ったのを確認して、扉を無理やり押さえつけたのよ!」
父「そんなことしたらさすがに目立つだろ!」
母「ウ●コ製造機のあなたがトイレの前にいたって「ああ、また、ウ●コ製造機がウ●コしてんのね」 って、ぐらいにしか思わないわよ」
長女「これで犯人は決定だな」
刑事「では今度こそ……」
父「待ってくれよ! ぼくには動機がないじゃないか!」
刑事「言われてみれば、あんなかわいい娘さんを殺そうとする理由がありませんな」
長女「それかあ、それに関しちゃ昨日娘に言われたことが原因だろ?」
- 40 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:01:25.205 ID:q1dn044g0
- 長女「昨日、娘からウ●コが臭いって散々罵倒されてたもんな」
父「だ、だがそれでもぼくは……!」
部下「た、大変です! 娘さんの容態が悪化したようです!」
母「そ、そんな……!」
長女「こ、こんなクソオヤジのせいで……!」
男「あ、あぁ……」
母「この人をつかまえて! 殺して! いやああああああ!」
刑事「署まで連行しろ!」
父「ちがう! ちがう! ぼくはやってないんだあああああああっ!」
次女「お父さん……」
- 41 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:02:29.529 ID:q1dn044g0
- 長女「娘はどうなるのかな。なんとか助かるといいんだけど」
母「あの人のせいで娘ちゃんが……うううぅっ……!」
次女「大丈夫だから、娘ちゃんは大丈夫だから」
母「で、でも……!」
刑事「……我々はいちおう現場の捜査をします。娘さんが助かるように祈ってます」
次女「……」
- 42 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:04:43.274 ID:q1dn044g0
- 刑事「キミはずっとトイレに張り付いているが、なぜだね?」
次女「実はずっと気になってることがあって。それに」
刑事「それに?」
次女「わたしにはお父さんが犯人だとは思えないんです」
刑事「長女さんとお母さんの証言で裏はとれてるだろ。ツライだろうが……」
次女「それなんですけど」
母「あ、あの……」
刑事「どうしましたお母さん?」
母「あ、いえ、そろそろ夜ご飯の時間だから次女ちゃんを呼びにきたんです」
次女「お母さんありがと。でも今はいいの」
母「そ、そう?」
- 43 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:06:02.605 ID:q1dn044g0
- 刑事「やはり、お母さん娘さんのことが心配ですか?」
母「あ、当たり前です! 今も落ち着かなくて」
次女「とりあえず雨降りそうだし、お母さんは部屋に戻りなよ」
母「……そうね」
- 44 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:07:08.569 ID:q1dn044g0
- 刑事「ひとつ聞いていいかい?」
次女「なんでしょうか?」
刑事「キミの家族は妙に仲が悪いが、なにあったのかい?
どうもお父さんが問題の根幹のようだけど」次女「コロナのせいで父が仕事をクビになって……いえ、家族があんなふうになったのはわたしのせいなんです!」
刑事「話してくれないかい?」
次女「はい……」
- 45 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:11:10.117 ID:ww3C9a7/d
- 来たら始まってた
- 46 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:12:21.515 ID:q1dn044g0
- 次女「あるとき、わたしがお父さんにある質問をメールで送ったんです」
刑事「なんてメールを?」
次女「え、えっと……」
次女「その、男の人は洋式便所でウ●コとおしっこをするときにどんな体勢でするのか聞いて」
次女「それで実際にお父さんがウ●コとおしっこをしてるとこを動画で撮ってわたしにメールで送ってくれたんです」
刑事「娘のためなら恥をも捨てるか。イイ父親だな」
次女「ですが父はうっかり誤って一斉送信してしまって会社の人全員にそのメールを送ってしまったんです」
刑事「なんと……」
- 47 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:14:22.020 ID:q1dn044g0
- 刑事「そしてコロナが流行り出して、キミのお父さんは会社をクビになってしまったというわけか」
次女「はい。あのときわたしがあんな馬鹿なメールを送っていなければ……そう考えると悲しくて」
刑事「キミは自分を責めるべきでない。キミのお父さんが悪いんだ」
次女「ええそうですね。ところで刑事さんはお父さんが犯人だと思います?」
刑事「まあ今のところはね。……なにを見てるんだい?」
次女「いえ、カギを見てたんですけど、こんなふうに鍵穴が歪んでると物を入れてつっかえるようにするのは無理だなと思って……」
刑事「なんの話をしてるんだい?」
- 48 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/07/30(木) 21:16:34.384 ID:q1dn044g0
- 次女「やっぱりお姉ちゃんの言ってたことはおかしい」
刑事「なにがだい?」
次女「足あとの話です」
刑事「なんでだい? 雨が降って足あとがついた、これのなにがおかしいんだい?」
次女「雨が降っていたからこそ、です」
鑑識「警部どの! 実はこんなものが見つかりました!」
刑事「……なんだこれは?」
次女「これは……そうか、そうだったんだ!」
刑事「なにかわかったのかね?」
次女「ええ。わかりましたよ。この事件の犯人がね」
コメント一覧