【テニス】大坂なおみ「恥ずかしい」会場スクリーンに自宅の母

9/3(木) 10:48
日刊スポーツ

大坂なおみ「恥ずかしい」会場スクリーンに自宅の母
試合後、ジョルジ（手前左）とラケットを合わせる大坂（AP）
＜テニス：全米オープン＞◇2日（日本時間3日）◇米国ニューヨーク◇女子シングルス2回戦

2度の4大大会優勝を誇る世界ランキング9位の大坂なおみ（22＝日清食品）が、5年連続で3回戦進出だ。同74位のカミラ・ジョルジ（イタリア）に6－1、6－2で快勝し、3回戦では同137位のコスチュク（ウクライナ）と対戦する。両者は初対戦。

試合後は、大会側の粋な計らいがあった。センターコートにある大型スクリーンで、自宅にいる母環さんが登場。リモート対話となった。環さんが、拍手で勝利を祝うと、大坂は日本語で「ちょっと恥ずかしい。大丈夫よ」と最高の笑顔で答えた。

前哨戦の4試合を含み、復帰後、最高のプレーだった。1回戦で51％だった第1サーブが入る確率も、63％まで上げ「とてもサーブが良かった」、と1度も自分のサービスゲームを落とさなかった。気持ちも「前向きの姿勢で挑めてうれしい」。相手が、26位なった強打の選手ということもあり、打ち合いでは負けないと集中力が増したようだ。

前哨戦で痛めた左太ももには、1回戦ではなかったテーピングがされていた。しかし、動きには影響がないようで、「勝ち上がって、ここにいるのだから（大丈夫）」と、試合中には気にするそぶりはなかった。　1回戦の対土居美咲戦に続いて入った全米のセンターコートでは、過去7勝2敗。その経験と強さを、この日もいかんなく発揮し、「強打の選手は好き」と話していたように、ジョルジとの打ち合いを、時にはしのぎ、チャンスとあれば攻撃するなど、攻守のかみ合いも冷静だった。

次戦は、18歳、若手の強敵が相手だ。コスチュクは、17年にジュニア世界2位になり、同年の全豪ジュニアを14歳で制した天才少女だ。また、同年にツアー下部大会だが、ハンガリーの国際公式戦を、やはり14歳で制している。2回戦ではシードに勝って勝ち上がってきただけに、侮れない相手だ。

◆大坂の全米センターコート全成績

16年3回戦　●1－2　キーズ（米国）

17年1回戦　○2－0　ケルバー（ドイツ）

18年準々決勝　○2－0　ツレンコ（ウクライナ）

18年準決勝　○2－0　キーズ（米国）

18年決勝　○2－0　S・ウィリアムズ（米国）

19年1回戦　○2－1　ブリンコワ（ロシア）

19年2回戦　○2－0　ガウフ（米国）

19年4回戦　●0－2　ベンチッチ（スイス）

20年1回戦　○2－1　土居美咲（ミキハウス）

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e7b983103003280b26f3d0626caa02540d7d813

ナオミ「ちょっと恥かしい」

これで9位ってどんだけ層が厚いんだよ。最近負けてるっての？