菅総理「来年のオリンピック・パラリンピックは人類がコロナに打ち勝った証しとして開催する」

菅首相 国連総会でビデオ演説へ

菅総理大臣は、日本時間の26日朝に行われる国連総会でのビデオ演説で、新型コロナウイルスの感染拡大は、人間の安全保障に対する危機だとして、治療薬やワクチンなどを途上国を含め、公平に確保できる枠組みを全面的に支援する考えを示すことにしています。
ことしの国連総会の一般討論演説は、新型コロナウイルスの影響で、各国の首脳が一堂に会することなく、ビデオ演説の形式で行われていて、菅総理大臣の演説は日本時間の26日朝、流される予定です。

菅総理大臣は、演説で、新型コロナウイルスの感染拡大について、世界の人々の命や生活、尊厳といった人間の安全保障に対する危機であり、これを乗り越えるには、「誰一人取り残さない」との考え方を指導理念として臨むことが極めて重要だという考えを示すことにしています。

そして、治療薬やワクチンなどについて、開発や途上国を含めて公平に確保できる枠組みを全面的に支援する考えを表明することにしています。

一方、北朝鮮による拉致問題について、一刻の猶予もないとして、条件をつけずにキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長と会う用意があるという認識を示す方針です。

また、菅総理大臣は、来年の夏、人類が疫病に打ち勝った証しとして、東京オリンピック・パラリンピックを開催する決意を示すことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200926/k10012635601000.html