【青森】「八戸を56すな！」新型コロナ・クラスター発生の介護施設　中傷電話で業務中断

11/2(月) 11:43
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　新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が判明した青森県八戸市のデイサービスセンターひまわり苑（えん）は1日、戸賀澤毅管理者が東奥日報の電話取材に応じ、利用者の感染に気づくことは難しい－との実情を述べた上で「クラスターが起き、市民に不安を与えることになり申し訳ない。非常に残念」と語った。同日、誹謗（ひぼう）中傷の電話が何件もあり業務に支障を来していることも明かした。

　戸賀澤管理者によると、今回感染が分かった利用者4人は、先に感染が判明した利用者と同じ曜日にデイサービスに来ていた。ひまわり苑では送迎バスに乗る前と施設に入る前の2回検温していたといい「体温などに異常がなければ、感染の可能性に気づくことは難しい」と述べた。施設内では職員が一人一人を介助するたびに手指を消毒していたという。

　デイサービス業務は10月30日から休止中。10月にデイサービスを利用していた約90人全員のPCR検査が行われており、全ての検査結果が出て、さらに経過観察期間が過ぎてからサービスを再開する方針。また、専門家の意見を聞き、「見直す点があれば徹底的に行う」とした。

　今回の件について、デイサービス利用者や家族に対し電話などで順次説明しているが、「八戸を56すな」などの匿名電話が10件近くあり、そのたびに業務が中断されているという。

　一方、感染者を特定したり、誹謗中傷したりする動きに対し、小林眞八戸市長は1日の記者会見で「市民一人一人が思いやりの心を持ってほしい」と呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b79a134721c17448751665178ce8a8fd1a27138c

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