【女優】朝倉あき、『24 JAPAN』がコロナ禍の「心の支えになってくれた」

12/11(金) 13:00
オリコン

朝倉あき、『24 JAPAN』がコロナ禍の「心の支えになってくれた」
テレビ朝日系で放送中の連続ドラマ『24 JAPAN』明智菫（すみれ）を演じる朝倉あき （C）ORICON NewS inc.
　テレビ朝日系で放送中の連続ドラマ『24 JAPAN』（毎週金曜　後11：15～深0：15※一部地域を除く）。CTU（テロ対策ユニット）で暗号解析係として働く明智菫（すみれ）を演じる朝倉あき。

【写真】デスクに子どもの写真や絵を飾っていた菫

　「外出自粛期間中は、皆さんいろいろな過ごされ方をしていたと思いますが、私は『24 JAPAN』をまっとうすることだけを思って過ごしていたような気がします。撮影が再開して、慎重にコロナ対策をしながらも、キャスト・スタッフ皆さんの意気込みを感じる現場に来ると、一人でコロナと闘っているわけではない、と感じることができて、すごく心強かったです。大げさに聞こえるかもしれませんが、落ち込んだり、不安に駆られたりしないで済んだのは、自分にはこの作品があったからだと思います」

　本作の主人公・獅堂現馬（唐沢寿明）が、日本初の女性総理候補・朝倉麗（仲間由紀恵）の暗殺計画を阻止すべく、そして誘拐された自分の娘・美有（桜田ひより）と共に捕らえられてしまった妻・六花（木村多江）を救出すべく、命懸けの攻防戦を展開しているが…。

　そもそも「CTUの中に“暗殺計画に関わる内通者”がいる」との情報を入手したCTU東京本部長・郷中兵輔（村上弘明）が、現馬にその調査を依頼するところから始まった本作。その郷中はテロリストの凶弾に倒れ、内通者の証拠が入ったカードキーを現馬に託す。現馬はカードキーの解析を菫に依頼。カードキーの入力源は、CTU第１支部A班のチーフ・水石伊月（栗山千明）のパソコンだったことがわかるが、彼女には完璧なアリバイがあった。

　実は、内通者は菫だったのだ。4日に放送された第9話「08：00A.M.－09：00A.M.」ではそのことに気づいた伊月と暗号解析係長・南条巧（池内博之）が、菫を尋問。詳しいことを話そうとしない菫だったが…。

　「菫はCTUという特殊な職場で、これまた特殊な暗号解析のスキルがあり、作業も早い。一方、プライベートでは苦労人で、病気で入院している幼い息子を、女手ひとつで育てているという設定でした。仕事中の菫はとことんプロフェッショナルで、でも、ふとした瞬間に子どものことを思う。そのバランスをどうとっている人なのか、いろんな演じ方ができたと思うんですが、私自身、とまどいが大きくて、確固たるものを見つけられないまま、演じました。菫もそうなんじゃないかと、思えたんです。

　言葉にするのは難しいのですが、これまで役を演じる時には、自分を混ぜないように心がけてきました。ですが、今回は思わず自分が出てしまって、菫と自分が混ざるような瞬間が多々ありました。これはこれで一つ勉強になったな、と思っています。自分の演技に対する一つの発見になりました」

　暗殺計画が実行に移される中、現馬の家族は誘拐されたままで、麗の家族にも問題が山積み、菫は自殺を図り、事態は混沌を深めていく。

　「非日常感が一番の売りだと思うので、ドキドキできる展開自体を楽しみにしていただきたいのはもちろんなんですが、第9話の菫のように、話が進むにつれて登場人物たちの個性が見えてくる仕掛けが散りばめられています。水石チーフは本当にかっこいいので、注目してほしいですし、新キャラのマイロ（時任勇気）も凄腕を発揮していくと思います。南条さんもあんなに怖い顔をして、本当は○○だった…とか。それにしても、菫を尋問する南条さんは、本当に怖かったです（笑）」

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