【酒】宅飲みコロナ

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宅飲み集団感染警戒　「５人以上」「２時間超」道が追加要請

　道が新たな対策として、自宅を含めた「５人以上」「２時間超」の飲食自粛
を道民に要請したのは、個人宅で友人同士が集まって飲食する「宅飲み」によ
る新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が増える懸念があるためだ。
年末年始は友人や親戚と会う機会が増え、自宅での飲酒は飲食店よりも感染防
止対策が難しい場合もある。石狩管内では７日と９日に個人宅でのクラスター
が確認されており、専門家は「家族以外での宅飲みは控えて」と呼び掛けてい
る。

　道によると、７日に石狩管内の個人宅で確認されたクラスターは友人の家に
集まった７人のうち、いずれも２０代の５人が感染した。全員軽症だったが、
飲食中は５人ともマスクをせず、換気が徹底されていない部屋で数時間、トラ
ンプをしていた。９日に確認されたクラスターでも個人宅に集まった友人７人
のうち、１０～２０代の５人が感染した。

　国立感染症研究所によると、飲食店のテーブル席で会食した場合、向かいの
同席者とは１メートルほどの距離しか保てない上、酒に酔うと大声になって飛
沫（ひまつ）が広がりやすくなり、クラスターが発生する確率は高くなる。

　宅飲みの場合、不特定多数の人と接触する機会は飲食店より少ない。ただ飲
食店よりも狭い空間に大人数の友人や知人が集まりやすく、飛沫を防ぐアクリ
ル板の設置やテーブルなどのこまめな消毒が徹底されないなど、飲食店とは異
なる傾向の感染リスクが生じやすい。
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/490550/