- 1 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:09:39.50 ID:CAP_USER9
ロックサイドからフュージョンに歩み寄ったジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』
12/18(金) 18:02 OKMusic
https://news.yahoo.co.jp/articles/d018d8bdbae4a7c29788dc3f4a252c6875dae77b?page=1ジェフ・ベックは類いまれなテクニックを持ったギタリストである。今から半世紀ほど前にはエリック・クラプトンやジミー・ペイジと並んでブリティッシュロック・ギタリストの御三家として当時のロック少年たちから崇拝されていた。しかしベックは、例えばクラプトンの「クロスロード」(クリーム)やペイジの「胸いっぱいの愛を(原題:Whole Lotta Love)」(レッド・ツェッペリン)といった鉄板となる曲に恵まれず、ギターのテクニックはピカイチであっただけに、それだけがファンにとっては悔やまれるところであった。
(※中略)
今回取り上げる『ブロウ・バイ・ブロウ(発表当時の邦題は“ギター殺人者の凱旋”)』は、次作の『ワイアード』と並んで彼の多彩なプレイを中心にしたソロ名義での必殺インストアルバムである。本作は、よくフュージョン寄りの作品だと言われるが、ギターに関して言えばロックのフレージングのみしか使っておらず、彼がロッカーとしての矜持をもってアルバム制作に臨んでいることが分かる。
◆予言的なベックのギタープレイ
ブルースが下地になっていた70年代初頭のブリティッシュロック界で、ロックのイディオムでフレーズを組み立てていたのはジミヘン(アメリカ人だがイギリスで活動していた)とジェフ・ベックのふたりだと思う。彼らももちろんブルースの影響は受けてはいるが、その才能と努力でロックギターを進化させたのである。特にベックは、ビブラート、トーンアームを使ったベンド、フィードバック、スライドなど、のちにハードロックやヘヴィメタルのプレーヤーが好んで使う技術を60年代には既に編み出しているのだから、まさにロックギターのイノベーターである。
(※中略)
◆本作『ブロウ・バイ・ブロウ』について
そして74年8月、ベックはテレビ番組でギターのワークショップをやることになり、そこでバックを務めたフュージョングループ、アップと意気投合し、彼らのアルバムのプロデュースをしただけでなくギターも弾いている。本作のアイデアはこの時に具体化したものと思われる。
このあと、ジェフ・ベック・グループのキーボード奏者、マックス・ミドルトン、ベースのフィル・チェン(ジム・モリソン亡き後にドアーズの残党が結成したファンクグループ、バッツバンドのメンバー)、ドラムのリチャード・ベイリー(ファンクグループ、ゴンザレスのメンバー)を呼び寄せ、セッションを行ない、このメンバーでレコーディングに入る。プロデューサーにはビートルズやイーグルスを手がけた名プロデューサーのジョージ・マーティンが選ばれているが、彼はマハビシュヌ・オーケストラのプロデュースも手がけていて、それが彼を起用した一番大きな理由だと思われる。
アルバム収録曲は全部で9曲、全てインストで占められている。リズムはソウル/ファンクをベースに組み立てられ、ベックのプレイはこれまでの硬派のロックギタリストのイメージを脱ぎ捨て、多彩なテクニックを使いながらもキャッチーでメロディアスなプレイを華麗に披露している。ただ、ギターの奏法面では彼が編み出した様々なテクニックを駆使し、フュージョン的なプレイに流されることなく(というか、時代はまだフュージョン前夜である)、ロックフィールにあふれるプレイを聴かせている。次作の『ワイアード』では本作よりアグレッシブなプレイが多く、この2枚は対で考えるのが妥当だろう。
9曲のうち、スティービー・ワンダー作が2曲、マックス・ミドルトン1曲、バーニー・ホランド(ファンクバンド、ハミングバードのギタリスト)1曲、レノン=マッカートニー1曲で、それ以外はベック作かベックとメンバーとの共作である。スティービー作の「哀しみの恋人達(原題:Cause We’ve Ended As Lovers)」はロイ・ブキャナンに捧げられているが、この時点ではまだロイは存命(88年に逝去)で、ロイの得意とするスタイルでギターを弾いているからである。
ギターのインストアルバムは売れないというのがレコード業界では通説だが、本作は全米チャートで4位まで上昇している。それは、本作でようやく欲求不満を解消できたこれまでのベックの多くのファンが買ったからではないかと、僕は密かに思っている。
TEXT:河崎直人
- 2 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:13:27.68 ID:CjDtPT800
- 新日の次週予告だけの一発屋
- 3 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:15:04.86 ID:P9oGJLge0
- 歩みよるって表現なんとかならんのか
- 4 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:31:02.36 ID:D7nlgI4sO
- フュージョンつっても生半可な感じではないな
- 5 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:37:44.27 ID:ceaqdv670
- このアルバムの良さが全く分からずジェフ・ベックを挫折した
- 8 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:48:37.21 ID:stV3gNn+0
- >>5
俺も買ったけど一回しか聴いてないw - 6 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:42:36.23 ID:EfXnPKyk0
- >>1
Jeff's Boogieを知らないのですか? - 7 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:42:47.67 ID:vIppVI2i0
- ジョージマーティンってイーグルスをプロデュースなんかしてないだろ
- 9 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:55:53.30 ID:ZlpdeBdp0
- shes a womanだけでも聴け
あれがジェフだ - 10 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 17:58:16.63 ID:vden+BOD0
- やりたかったのはビリーコブハムのスペクトラム(トミーボーリンonG)だったがベックのテクに合わせた忖度アルバムが出来上がったあれか。
- 11 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:01:15.29 ID:ZlpdeBdp0
- >>10
下手な奴の見方聴き方だな
まあ聴いてないんだろうけど - 12 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:06:21.01 ID:D7nlgI4sO
- レッドブーツはこっちじゃなかったな
- 13 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:29:12.00 ID:j765964D0
- >>1
ブロウ・バイ・ブロウが録音されたの1974年だろ
タイミングがイマイチ遅くてインパクトがちょっと薄いんだよな
フュージョンやるなら1972年にやってればもっと威張れたのに と思う - 14 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:29:12.49 ID:sJApsmQg0
- Cause We’ve Ended As Lovers
ギターソロで痴話喧嘩を表現する男、それがジェフ - 15 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:42:54.79 ID:DjJUMBTU0
- リリース当時の邦題は宣伝文句に使われていた Return of the axe murderer からつけられたとかなんとか
- 16 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:46:18.09 ID:A/V7jJdi0
- BBA時代の方が好き
- 17 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:51:18.71 ID:tayPzv9f0
- これなら高中正義の方が良いと思いながら修行だと思って聴いていた高校時代。
- 18 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 18:55:06.37 ID:zBPptzaW0
- 一通り、一連のフュージョンを聞いた後だとあれだけど
HRしか知らん人間には衝撃が強かったと思う - 19 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 19:02:33.20 ID:D7nlgI4sO
- そもそも凡百のフュージョンとは全然違う
- 21 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 19:22:57.04 ID:7DoaYUEA0
- フュージョンとかクロスオーバーだのブームはやっぱこのアルバム大きかったのか
自分の上の世代のロックファンがジャズ、フュージョンまで聴いてたりするが - 22 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 19:57:48.72 ID:dF7U9MA2O
- 次のアルバムのがフュージョンぽいよな
ベックはリズム感が半端なく鋭くね - 24 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:12:46.26 ID:zBPptzaW0
- >>22
ベックって言うほどテクニシャンじゃねえと思う
どちらかと言うと抜群のリズム感覚と常識はずれの音楽センスで生きている人
特に明後日の方向から来るフレーズが凄い - 23 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:08:45.27 ID:STWKYvu+0
- freeway jamの一発屋
- 25 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:19:04.88 ID:qHFtU0Td0
- エアーブロワーとスキャッターブレインばっかり聴いていて他の曲はあまり聴くことはなかったな
- 26 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:26:24.17 ID:63awteL70
- ジェフベックは与えられた曲の中でリードギターを弾いてるだけ。
同時代のギターフュージョンならラリーカールトンのが作曲力、バッキングアレンジ力、リードでのアドリブ力、などの力量は上。
- 27 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:34:49.17 ID:8z9HOqeI0
- バカってどっちが上とかすぐに順位をつけたがるよな
だからいつまでたってもバカなんだろうな
賢い奴はジェフベックのよさもラリーカールトンのよさも両方愛でるものだ - 28 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:48:40.86 ID:hiFJRD5Y0
- まあ、俗な言い方をすれば、お前がどんなに褒めても、ラリーカールトンとジェフベックでは、稼いだ金からなにから全然違うんじゃね。
- 30 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:52:52.03 ID:5h+LHGvZ0
- ベックズボレロが大好きです!
- 31 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 20:57:20.22 ID:H2meDaxm0
- まぁ貧乏な家の子に多いんだが、なけなしの金でこれ一つだけとかいう生活をずっと強いられてたヤツって
何かにつけて優劣とか順位を付けたがるもんだよ
このスレに限らず5chのあちこちでコレが一番、これ以外はゴミていって
ケチつけてクサしてるヤツいっぱいいるだろ
沢山あるものの一つOne Of Them その一つ一ついいところをと言う見方が出来ないヤツ - 33 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 21:24:20.35 ID:7DoaYUEA0
- >>31
ああ、なんか分かるわ
どっちもいいじゃんってのが許されなかったからそういう思考になっちゃうのか - 32 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 21:19:20.10 ID:Uvmi3BAg0
- グレッグ マティソン プロジェクト。
- 34 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 21:43:39.03 ID:cov/nSFa0
- ホームセンターとかでよくかかってるイメージ
- 35 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:02:06.69 ID:/oMRd1yP0
- ドラマーが良いよね
- 36 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:10:48.93 ID:SvuQyQ/k0
- そもそもロックサイドって自分で思ってたのかね?
- 39 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:23:43.67 ID:faN7zMoR0
- >>36
2期のファンクからのBBAでこれだしね
スペクトラムのトミーボーリンにしろ
ファンクとロックやってからのインストだとこういう方向になるんじゃね - 37 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:14:33.66 ID:LyS8fB0T0
- 録音当時ドラムのリチャードベイリー17か8なんだよな
- 38 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:22:03.13 ID:4opE4KiL0
- ロッドスチュワートの
後ろで弾いてた
イメージしか無いです
ごめんちゃい - 40 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:25:05.79 ID:8Hw9+NKk0
- 三大ギタリストの中で一番よく聴くは
ブロウバイブロウとワイアード最高 - 41 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:25:06.28 ID:fJCaw95V0
- フュージョンじゃねーよ
ジェフ・ベックはジェフ・ベックだ - 42 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:32:32.13 ID:ntE9xHVB0
- 良い音だよな
あのレスポールのブリッジがバーブリッジなんだよな
だから、あの軽い音が出てるんだろう - 43 名前:匿名のゴリラ 投稿日時:2020/12/20(日) 22:36:07.04 ID:Jos67Qt70
- ミックジャガーの日本ツアーで来て欲しかった
【音楽】ロックサイドからフュージョンに歩み寄ったジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』

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