【悲劇】｢ﾎﾟﾁｯ｣ホテルの地下駐車場にいた作業員､何と間違えたか消火用のCO₂ガス噴出ボタンを押してしまう→11人搬送､1人酸欠死

死亡の男性は意識失い最上部から落下か…ホテルで消火用ガス噴出 別の作業員が誤って作動させた可能性
12月23日　17:10
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=152540&date=20201223

23日、警察と消防による実況見分が行われた「ホテル名古屋ガーデンパレス」の立体駐車場。事故は人為的なミスで起きた可能性が出てきました。

立体駐車場で22日午前、起きたガス事故。

消火用の二酸化炭素のガスが放出され、吸い込んだ作業員やホテルの関係者11人が搬送され、このうち作業員の玉田謙さん(51)が死亡しました。

消防などによりますと、ホテルには地下1階を出入り口とするタワー式の立体駐車場が2つあり、そのうちの1つが故障していました。

このため21日から修理をしていて、当時、玉田さんを含む3人が最上部で、もう一人が地下1階で作業をしていました。事故はその時に起きました。

駐車管理室にいた男性:
「まず警報が出て『火事です、火事です。今から炭酸ガスを注入します』という放送があったから、やばいなと。ドアの開いている隙間から炭酸ガスが出ているのが見えた」

当時、地下駐車場にいた男性らによりますと、警報が鳴り始めて消火用の二酸化炭素のガスが放出され、充満していったといいます。

名古屋市消防局の担当者:
「（立体駐車場の場合）ガスを放出し始めてから、終わるまでに1分。二酸化炭素が35%くらいの濃度になると、一息で意識を喪失してしまう」

現場の立体駐車場には、ガスの噴出口が天井や壁など7カ所に設置されていて、救急隊が到着した際、玉田さんは最上部から意識を失い落下したのか、
立体駐車場の下から2段目の辺りで、他の作業員は地下1階などで倒れていました。

駐車管理室にいた男性:
「状況を見ていると酸欠なんですよね。中で倒れた人もいて、救急車や消防車を呼んでもらったりして」

では、一体なぜ消火設備が作動したのでしょうか。

現場で火災は確認されておらず、警察と消防が調査を進めたところ、
地下1階にいた作業員が車の出入り口付近にある消火設備の作動ボタンを誤って押したとみられることが判明しました。

警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に慎重に調べています。

ワイ「作業員の給料を上げることかな」