先進国格付けチェック、早期ロックダウンを採用したNZ台湾シンガポールなどが勝利。感染者もなく経済も完全回復

シンガポールは2002～03年にかけてのSARSの流行で、発生源である中国に次ぐ被害を出したことの反省から、コロナ拡大当初は日本と比較して限定的な使用だったマスクの着用を義務付け、飲食やスポーツの時以外に着用していなければ罰金刑を課し、さらにはスマホアプリを用いて徹底した行動管理を行ったことが奏功している形です。

シンガポールの人口は約560万人で記事執筆時点の死者は29人ですから、人口100万人あたりの死者数は約5.2人と上記の欧米主要国と比較して２桁少ない被害にとどめています。シンガポールだけでなく、東アジアやオセアニアでは他にも成功例として台湾（これまでのコロナによる死者7人）、NZ（同25人）、ベトナム（同35人）、タイ（同60人）が挙げられます。

一方、2020年11月後半に入って１日あたりで死者・重症者を合わせて50人以上の日が頻発している日本の状況は、東アジア・オセアニアにおいては人数ベースでフィリピンを上回り、インドネシアに次ぐ下から２番目の厳しい状況となっています。

そして、このコロナの状況は足元や今後の経済成長見込みに大きく影響しています。

シンガポールのGDP成長率は、厳しいロックダウンを行ったことにより今年の第１四半期に大きく落ち込みましたが、上記のようにコロナの感染をうまく抑制し個人消費が急ピッチで回復したことも寄与して、2020年７～９月のGＤＰ確定値は前年同期比－5.8％と、速報の－7％から大きく上方修正され、来年の経済成長率も＋4～6％と従来の数値から引き上げられました。

シンガポールの個人消費の回復は生活していても随所で感じられ、ショッピングモールへの人出はコロナ前を上回る賑わいのところがほとんどです。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78159?page=2

自民党は民主党と比べて実行力がある、とか言ってたやついるけどな