新潟や北陸 大雪のピークはすぎる 引き続き交通影響に警戒

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210111/k10012808041000.html
新潟や北陸 大雪のピークはすぎる 引き続き交通影響に警戒

新潟県や北陸では大雪のピークはすぎましたが、平年を大きく上回る積雪となっていることから、引き続き交通影響に警戒するとともに、除雪作業中の事故や屋根からの落雪、雪崩などに十分注意してください。
一方、11日夜から12日にかけては太平洋側でも雪が降るおそれがあり注意が必要です。

気象庁によりますと、冬型の気圧配置と強い寒気の影響で日本海側を中心に雪が降り、記録的な大雪となっている新潟県や北陸などでは、朝にかけて雪が強まりました。

平年の2倍から3倍以上の積雪

11日午前11時の積雪は
▽富山市で1メートル23センチ
▽福井市で95センチ
▽新潟市で61センチ
▽金沢市で53センチなどとなっています。

積雪の深さは、新潟県や北陸の各地で平年の2倍から3倍以上に達しています。

交通影響に警戒・除雪中の事故に注意

新潟県や北陸では大雪のピークはすぎましたが、気象庁は引き続き積雪や路面の凍結による交通影響に警戒するとともに、屋根からの落雪や、雪崩などにも十分注意するよう呼びかけています。

積雪の多い地域では除雪作業中の事故が相次いでいます。

雪下ろしなどの除雪作業は、必ず2人以上で行い、雪が落ちてくる可能性がある軒下は通らないよう注意しこまめに休憩を取るよう心がけてくださいまた、積雪や路面の凍結による転倒事故にも十分注意してください。

11日夜～12日 太平洋側も雪

一方、11日夜から12日にかけては太平洋側の南岸を低気圧が進む見通しで、九州や四国、近畿、東海、それに関東甲信の山沿いを中心に雪が降り、平地でも積もるおそれがあります。

低気圧の発達度合いによっては大雪となるおそれもあり、最新の気象情報を確認し、交通への影響のほか積雪や路面の凍結による転倒事故などに注意してください。

2021年1月11日 11時39分　NHK