オタクのチタン好きは異常

海外クラファンで累計2億円を調達。ドイツ発のチタン製万年筆｢INK Titanium｣

今回ご紹介したいのは、モノづくり大国ドイツの筆記具ブランド・stilformが手掛ける万年筆｢INK Titanium｣です。

その名の通り、ボディはチタン製。Kickstarterほか、海外クラウドファンディングサービスでは累計2万人以上の支援者に恵まれ、総支援額が2億円を突破したという人気プロダクトです。現在は、CAMPFIREでプロジェクトを実施しています。

ペン先をキャップに差し込んでいくと、自動で“カチッ”と閉まります。これは、強い磁石を使用したメカニズムが組み込まれているからなのだとか。
閉まるときの音や感触がとても心地よく、一度体験するとクセになりそうです。

持ちやすさを徹底追求したという設計のおかげで、重厚感がありつつ重心バランスは絶妙。指1本で支えながら、余裕で写真が撮れるほどです。

https://www.gizmodo.jp/2021/01/228130-campfire-inktitanium.html

周期表の22番目にあたるチタン。一般社団法人｢日本チタン協会｣によると、航空機やロケットなどに使われているとのことですが、自転車や人工関節、ピアスに使われるなど、意外と身近な存在なんです。
また、ゴルフのクラブにもチタンが使われるなど、強度や軽量性が求められる物に使われています。

実際、融点1,667°C、沸点3,287°Cのチタンはその強度と安定性から、製造加工が難しい金属とも言われています。一方、安定性が優れており、信頼性の高い金属でもあるのです。

では、具体的にどんな特性があるのか？ こちらも一般社団法人｢日本チタン協会｣によると、｢チタンは、軽い・強い・錆びにくい、厳しい使用条件・環境にも対応、多彩なメリットを持つ魅力あふれる最先端の実用金属｣とのこと。
たとえば、軽量性に関して言えば、銅の約1/2、鉄の約60％という軽さ。また、海水に対してステンレスや銅とは比べてものにならないほどの耐食性があり、強度についても鉄の約2倍とのこと。まさに驚異の金属と呼べそうですね。

私生活でチタンと関わりがないという人は、医療現場で使用されるグレードの高純度チタンを使ったタンブラー｢TOKI｣がもっとも身近な存在になるかもしれません。

https://www.gizmodo.jp/2020/06/215343-machi-ya.html