岩田教授キレッキレ「慌てて意味のないアベノマスク配りをしてみたりパフォーマンスに走るのです」

岩田健太郎 Kentaro Iwata
@georgebest1969
会食がコロナ対策の大敵で、政治家の会食はそれを看過する巨大なエラーだと繰り返してます。
さらにこのような会食文化は「後手後手」といわれる国のコロナ対策の遠因になっています。
感染の拡大はデータを解析すればそこそこ予見ができ、被害が大きくなる前に先手を打つのが大事です。

ところがデータだけだと「今は誰も困ってない」わけで陳情主義に慣れた官僚と政治家は絶対に動きません。
ぼくは過去数十年何度この「そんなことを言ってるのは岩田先生だけですよ」という塩対応を受けてきたことか。
患者が激増し医療が逼迫しいよいよ大ピンチになり現場から怨嗟の声が上がり上層部に怨嗟の声が伝わり、
地方の議員、地域の首長に伝わる頃には現場は概ね終わってます。
で、その後ゆっくり首長が動き出してメディアが動いて最期に国が動く。

後手後手になるのは当然です。「みんなが文句を言って」初めて動き出す。陳情会食主義が緊急事態に弱い所以です。
でみんなが「遅い」の大合唱になると慌てて意味のないマスク配りをしてみたりパフォーマンスに走るのです。
後手後手と言われないためには先手を打つための構造、そして洞察力が必要なのですね。

国民はそれを全くわかっていない
一つ一つの会食の積み重ねが国を動かしているんだ