自民党が国策でスギを増やし続け花粉症が引き起こす「くしゃみ」がコロナを拡散　マスク有でもハイリスク　この国もう嫌になるね

マスクしてもくしゃみはリスク？　コロナ時代に花粉症乗り切るには
https://mainichi.jp/articles/20210209/k00/00m/040/325000c

新型コロナウイルスの感染が広がる中、花粉シーズンを迎えた。飛散量は例年に比べ少ない見通しだが、今年はくしゃみをするのもはばかられ、花粉症の人にはつらい季節になりそうだ。新型コロナに感染していることに気づかないまま、くしゃみによる飛沫（ひまつ）でウイルスを広げる可能性もあり、専門医は「例年以上にしっかり花粉症対策をしてほしい」と呼び掛けている。
製薬大手「ノバルティスファーマ」（東京）が2020年12月、20～40代の600人を対象にアンケートしたところ、くしゃみをした人がマスクを着けていても「気になる」という人が約7割に上った。また、8割以上の人が「くしゃみをした際に周囲の目が気になる度合いが増した」「花粉症によるくしゃみが人に感染させるリスクになると思う」と答えた。
では、今年のスギ花粉とヒノキ花粉の飛散量はどうなるのか。飛散予測を発表している日本気象協会（東京）によると、前年夏の気温が高く、日照時間が多くて雨が少ないと、花芽（はなめ）が多く形成されるため、翌春の飛散量が多くなる。今年の飛散量は全国的に例年に比べれば少ないものの、東北以外は20年より多くなる見通しで、特に北陸や東海、四国では2倍以上の飛散が予測されている。既に九州から関東甲信まで飛散が始まっている。

ノバルティスファーマのアンケートで多くの人が「リスクになる」と答えたように、コロナ禍の今年、懸念されるのが、くしゃみでコロナウイルスを広げる恐れがあることだ。
花粉症など鼻アレルギーの治療を専門とする福岡市西区の宗耳鼻咽喉（いんこう）科医院の宗信夫院長（71）によると、花粉症の典型的な症状であるくしゃみと水ばなは、コロナや風邪の初期症状と変わらず、見分けるのは非常に難しい。コロナに感染したことに気づかないまま、くしゃみをしてしまうことも考えられ、宗院長は「花粉症の人は早めに病院を受診して薬で症状を抑える予防をしてほしい」と訴える。

宗院長はまた、大半の花粉症患者に症状が出る目のかゆみが、コロナ感染につながる可能性を指摘。「コロナウイルスが付いた手で目の粘膜に触ると感染する恐れもあり、目薬や薬で症状を抑えておくことが予防になる」と話す。
室内に花粉を持ち込みたくない花粉症患者にとっては、コロナ対策で欠かせない「換気」も悩みの種だ。宗院長は花粉シーズンでも「定期的な換気」は必要だとした上で「花粉の粒子はコロナウイルスに比べると大きいのでレースカーテンで多少防ぐことができる。換気をした後は窓やカーテンの周りを拭くようにして対策を」と呼び掛ける。
日用雑貨メーカーのエステー（東京）は、専門家の監修のもと、コロナ禍における花粉症対策をまとめた「ニューノーマル花粉対策ガイド」を作成し、ホームページ上で公開している。ガイドは家の間取り図を使って花粉がたまりやすい場所を図示。花粉は床やカーペットにたまるので床には座らない▽空気清浄機は床の花粉を巻き上げるので、台などの上に置く▽室内が乾燥していると花粉が飛びやすいので、加湿器で適度な湿度を保つ――などと解説している。【末永麻裕】