【米国】 マスク嫌悪が再燃、住民がマスクを集めて焼却するイベント頻発 「燃やしちゃえ」

新型コロナウイルスワクチンの普及が徐々に進む米国で「反マスク」の機運が再燃している。

米メディアによると、保守的な州の一部では住民がマスクを集めて焼却するイベントも頻発。
自粛生活の反動による感染再拡大が懸念される。

西部アイダホ州では6日、州都ボイシの州議事堂付近に100人以上が集まり、ドラム缶の火の中にマスクを投入。
現場から投稿されたツイッターの動画では、子どもたちが「燃やしちゃえ」などと歓声を上げた。

新型コロナの感染拡大以来、米国ではたびたび「マスクをしない自由」が主張され、政治的な対立点にもなってきた。

今回は、ワクチン接種が広がる中、南部テキサス州のアボット知事（共和党）が「州を100パーセント再開させる時だ」として、
10日からマスク着用義務や飲食店などの人数制限を撤廃する方針を示した影響が大きい。

テキサス州ではマスク着用要求を継続する飲食店が会員制交流サイト（SNS）で脅迫される事態にも発展している。
一方、同州のワクチン接種率は人口の約8％と全米をやや下回っている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/91710

3月2日、米テキサス州ヒューストンで客と話すバーテンダー（AP＝共同）