【フランス世論調査】 ワクチン接種の証明書の提示義務付け、賛成６１％・・・発表後は予約数・接種数ともに過去最多を更新

フランスでは、新型コロナ対策として来月から飲食店を利用する際にもワクチン接種などの証明書の提示が義務付けられます。
「日常生活では提示を求めない」としていた政府の突然の方針転換に反発の声もあがっています。

「自由を！自由を！」（パリ １７日）
「マクロン大統領の発表を受けて、フランス各地でデモが行われています。
『フランスに自由を！』と訴えています」（記者）

先週土曜日、フランス全土で政府に対する抗議デモが行われ、およそ１１万４０００人が声を上げました。
その引き金となったのは・・・

「カフェやレストラン、商業施設などで健康パスの提示が義務になります」（マクロン大統領 １２日）

フランスでワクチン接種や検査の陰性を証明する「健康パス」。提示が必要なのは、１０００人以上の大規模イベントに参加する時のみとされていました。

しかしデルタ株による感染再拡大が懸念されるため、２１日からは５０人以上が入る文化施設や遊園地で、
また、来月からは飲食店などでも提示が求められることになったのです。１２歳以上のすべての人を対象としています。

「（ワクチンを）打ちたくない人の行動範囲を制限するなんて信じられない」（デモ参加者）
「もはや独裁政治です。深刻です」（デモ参加者）
「子供にワクチンを強要するのは犯罪です」（デモ参加者）

また、レストランなど“客に利用される側”にも困惑が広がっています。
政府は罰則や罰金について、パスを提示しない客だけでなく、チェックを怠った施設側にも科す考えで、
規制緩和によりようやく営業を再開した飲食店は不安を口にします。

「（入店を拒否すれば）どんな暴言や暴力があるかわかりません。
（健康パスのチェックは）プライバシーに関するもので、私たちがチェックすることではありません」（シェフ レジス・フェヴさん）

一方、世論調査ではこうした声とは異なる結果が出ています。健康パスの利用対象の拡大に「賛成」と答えた人はおよそ６１％。
政府の思惑どおり、ワクチン接種に前向きでなかった人も接種を決め、発表後は予約数・接種数ともに過去最多を更新しています。

「接種しないと感染は止まらないし（妥当です）」（接種に来た人）
「本当は打ちたくないけど、仕方ないので打ちます」（接種に来た人）

なかには、健康パスの利用拡大に反対する人たちを強く非難する声もあり、意見が二分されています。

マクロン大統領はワクチン接種自体を義務化する可能性を示唆していて、さらなる混乱の恐れもあります。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4318277.htm

【フランス・マクロン大統領】 コロナワクチン接種完了か陰性の証明がなければ病院を利用できなくする★２
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1626169434/