勘違いの男性を殴り殺し遺棄したカスに11年。弁護士「遺棄した時点で生きてたから死体遺棄じゃない」

千葉市の病院に遺体置き去り ３７歳男に懲役１１年判決
https://news.yahoo.co.jp/articles/18af996e8a84c53d39e86103f70981d6b445c6b2　

　去年９月、千葉市内の病院で２人組の男が血だらけの男性の遺体を置き去りにした事件で、傷害致死などの罪に問われた３７歳の男に対して、千葉地裁は懲役１１年の判決を言い渡しました。

　起訴状などによりますと、無職の田中大樹被告（３７）は、去年９月、渡部俊文被告（４３）と共謀して、別の男性に制裁を加える目的で、男性の車を運転していた埼玉県越谷市の島村智広さん（３２）を男性と勘違いして鉄パイプで殴るなどの暴行。その後、窒息死した島村さんの遺体を千葉市内の病院に置き去りにした傷害致死と死体遺棄などの罪に問われています。

　弁護側は、死体遺棄については無罪を主張していましたが、千葉地裁は２４日の判決で、「心臓マッサージなどに島村さんが反応を示さなくなったことから、置き去りにした時点では死んでいる可能性が高いと認識していた」として、死体遺棄の罪も成立すると指摘。「危険性の高い凶器を用いて苛烈な暴行を加えていて、極めて粗暴で、計画的かつ悪質な犯行である」として懲役１１年を言い渡し、裁判長は、「被害者の方にしっかり思いを致して、反省を深めてください」と説諭しました。