群馬の村議会「村内の小学校でコロナが発生した」と発言した議員を、議会の品位を汚したとして出席停止処分===>県が取消へ

女性村議の「小学校でコロナ発生」発言に懲罰、県が処分取り消し審決「合理的でない」

　群馬県は８日、榛東村議会が３月に中島由美子村議（６２）（２期、無所属）に対して下した出席停止処分を取り消す審決をした。

　県などによると中島村議は、３月１日に行われた村議会の一般質問で、村内の小学校で新型コロナウイルス感染症が発生したと発言。公表されていない情報だったため、発言について村議会は「議会の品位を汚した」として同月１１日、陳謝の懲罰を科し、陳謝文を読み上げるように命じた。中島村議が従わなかったため、閉会までの２８分間、出席停止処分とした。

　取り消しについて、県市町村課は、発言だけで懲罰を科すのは合理的ではないなどとしている。中島村議は同月１２日、山本知事に処分取り消しを求める審査を申し立てていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211009-OYT1T50104/