【将棋】中２日のカレー連投で藤井聡太竜王が四冠初対局に勝利　順位戦Ｂ級１組・松尾歩八段戦

11/16(火) 22:36配信
スポーツ報知

藤井聡太竜王（日本将棋連盟提供）

　将棋の藤井聡太竜王（１９）＝王位、叡王、棋聖＝が１６日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第８０期順位戦Ｂ級１組・松尾歩八段（４１）戦に先手の８９手で勝ち、１３日の竜王獲得・四冠達成後初の対局を白星で飾った。今期７勝１敗としてＡ級昇級に前進した。

　前回は藤井竜王の▲４一銀の絶妙手が話題を呼んだ対戦。相掛かりの将棋になり、夕食休憩前後までは重厚な戦いが続いたが、松尾八段に誤算が生じてからは先手ペースに。終盤は危なげなく藤井竜王が勝ち切った。

　「序盤から方針が難しい将棋だったかと思います」と振り返った藤井竜王は、山口県宇部市での竜王戦第４局から、わずか中２日での対局を終えたが「最近は対局が続いていて、その間はしっかり休んでと思っていたので、（本局も）そのような感じで臨めた」と自然体。昇級に向け「まだ先が長いのでこれからも一局一局を大事にしてやっていければ」と語っていた。

　藤井竜王が昼食でセレクトした“新手”が話題に。新しい出前先「リコカレー」で「薄切りポークと九条ネギのカレー・胡麻風味」をオーダー。四冠を達成した竜王戦七番勝負第４局２日目の昼食でも地元名産の「ふくフライカレー」に舌鼓を打っており、好物のカレーを中２日で連続採用して盤上での活力につなげた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44e2ecd9ad6b8e65a05f6bb885161043876c16c0