病院標的の反ワクチン活動を違法に、新法案(カナダ司法長官)

※AFP

病院標的の反ワクチン活動を違法に、カナダで新法案
https://www.afpbb.com/articles/-/3378017

2021年11月28日 20:17　
発信地：オタワ/カナダ [ カナダ 北米 ]

11月28日 AFP】カナダのデービッド・ラメティ（David Lametti）司法長官は26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って医師や看護師への嫌がらせ行為が急増したことを受け、病院や診療所を標的とした反ワクチン活動を事実上非合法化する法案を発表した。

　新たな刑法の改正案には、医療従事者を脅して業務の遂行を妨害したり、医療施設を訪れる人の妨げとなる行為を行ったりした場合、最大禁錮10年の罰則を与えるという内容が盛り込まれている。

ラメティ司法長官は記者会見で、新型ウイルスの存在を否定する人が「命を救う可能性のあるワクチンを子どもに接種させないようにしている」と指摘。カナダでは5～11歳の子どもへのファイザー（Pfizer）製ワクチンの使用が認められており、24日から接種が始まっている。

　カナダ医師会（CMA）のキャサリン・スマート（Katharine Smart）会長は、昨年には勤務中の医師や看護師に対する暴力行為をはじめとする「嘆かわしい嫌悪感情の増大」がみられたと指摘した。

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