茨城県が“まん防”を要請

新型コロナウイルスの感染者が急増し、病床稼働率も上がっているとして、茨城県は２１日、政府に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請しました。

茨城県の大井川知事は２１日、臨時の記者会見を開き、現在の感染状況や病床稼働状況をもとに推計すると、来月上旬には県内の一日当たりの新規陽性者数が２０００人を超え、病床稼働数も５００床を超えるおそれがあると指摘しました。
そのうえで、大井川知事は、「感染者の増え方がこれまでとは桁違いで、社会経済活動の維持が危機にさらされている。病床稼働数も１週間以内に県の判断指標で『ステージ３』に達してしまう」として、２１日、政府に対して、「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請したことを明らかにしました。
適用の時期と期間について大井川知事は「国から来週の火曜日にも決定され、その場合、木曜日から開始となり、期間は３週間程度になると聞いている」と述べました。
県は、重点措置の対象は国が適用を決めた日の時点で、直近１週間の人口１万人あたりの新規陽性者数が１.５人以上の市町村としていて、２１日の時点では、高萩市と潮来市、大子町を除いた４１市町村が該当しています。
重点措置が適用された場合、県は、飲食店に対する営業時間の短縮や県民に対する県外との不要不急の往来自粛など感染対策の要請を行うことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220121/1070015796.html