オーストリア ワクチンの摂取を罰則付きで義務化へ　破ると罰金47万円

オーストリア、全成人にワクチン接種義務　EUで初（2022.1.21　日経）
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オーストリア議会は20日、18歳以上に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける法案を賛成多数で可決した。
2月から施行される。

まず当局が各家庭に新しい規則を通知する。3月中旬から接種の有無のチェックを始める。
妊婦や医学的な理由で接種ができない人は対象外となる。
免除理由のない未接種者が拒否し続ければ、最大3600ユーロ（約47万円）の罰金が科される。
義務化は2024年1月末まで維持される見通し。

英オックスフォード大学の研究者らによると、
19日時点でオーストリアで接種を完了したのは人口の約74%。
EU平均（約71%)を上回っており、決して水準は低くない。
それでも政府が接種の義務化に踏み切るのは、若者を中心にワクチンを拒否する層が根強くいるためだ。

接種の義務化には反発の声も多い。
欧州各国では年齢や職種で対象を絞って義務化する動きが出ている。
ドイツでも義務化を検討しているが、議論は難航している。