｢ｼﾞｮﾛｼﾞｮﾛｼﾞｮﾛ…｣200人以上の女性に採用面接で女性に利尿薬を飲ませ､排尿行為を観察した上エクセルに記録していたおっさんが訴追される

2020.1.12
被害女性は、約10年間で200人以上
採用面接で「利尿薬」を飲ませて“排尿行為を観察” フランス高官を訴追
https://courrier.jp/news/archives/187472/

2020.1.12
被害女性が衝撃告白「利尿薬を飲まされて、服を脱ぐ時間さえなかった」
https://courrier.jp/news/archives/187499/

その男の目的とは、彼女たちに自制心を失わせ、目の前で排尿させることだった。

彼のパソコンには、「経験」という名前のExcelファイルがあった。クリスティアン・Nはそのファイルの中に、被害者女性たちのリストを記録していた。
写真も保存されていたし、利尿薬を飲ませた時間や、尿意が始まったときの反応・場所なども書き留められていたのだった。

話はだいたい同じような形で始まる。それは採用面接だった。

紅茶かコーヒーを勧め、いったん席を外し、手にカップをもって数分後に戻ってくる。こうして席を外しているあいだに、こっそりと利尿薬「フロセミド」を入れるのだ。

少し話をしたあと、彼は志望女性に「外に出て、この界隈を見学しに行かないか」と提案する。
ルーヴル美術館や、ヴィクトワール広場や、テュイルリー宮殿のほうへ……。「文化省で働くなら、文化遺産のことをよく知っておかなくちゃいけないよ」。

ときには散歩が3時間以上もつづくこともあった。というのもそのうちに利尿薬が効き始め、計画がうまく軌道に乗るようになるからだ。
実際クリスティアン・Nが選ぶルートは、被害女性を人目から遠ざけつつ、トイレがありそうなカフェや美術館から離れていくものだった。

「しばらくすると、強烈におしっこに行きたくなりました。私は彼に少し休憩させてほしいとお願いしました」と、カリーヌ（仮名）は振り返った。

すると、彼は彼女をセーヌ川岸のほうへと連れていったという。

「膀胱がパンパンに膨らんでいる気がしました。いまにも失神しそうでした。橋の下でズボンとパンツを下ろし、その場でおしっこをしました。
そのあいだ、彼は私の前にコートを広げて隠してあげるような素振りをしながら、私の顔を見つめていました」

クリスティアン・NのExcelファイルには、カリーヌも知らぬうちにその「経験」が記録されていた。

「彼女はパンストとパンツ（黒）を下ろし始めた。〈中略〉そしてしゃがみ、放尿した。ものすごい勢いで、かなり長かった」

とは何だったのか……

「フランス人はおしっこを観察する」

ここ村上春樹味あるな