読売新聞編集委員「コロナ5類後の新マナー「手首マスク」「腕マスク」を流行らせましょう」

「コロナ 5類」だが第9波も…「手首マスク」「腕マスク」をベテラン医療記者が提案 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/column/naruhodo/20230714-OYT8T50066/

編集委員　山口博弥

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が５月８日に「５類」に引き下げられてから、すでに２か月以上が過ぎました。

（中略

普段はマスクをあごに下ろして着ける「あごマスク」にして、臨機応変にマスクを口元に引き上げる――。悪くないと思います。でも、夏場は少し暑苦しい。

そこで私が実践しているのは、 「手首マスク」 です。

不織布マスクの両側のひも２本を手首に通すだけ。とても簡単です。以前、大阪府の吉村洋文知事が記者会見の時にやっていた、あれです（ちなみに、この３年あまりで私が見かけた「手首マスクの人」は、吉村知事以外は２人ぐらいでした）。

不織布マスクは軽いので、手首に着けていてもほとんど気にならず、どこへでもマスクを持ち歩けます。たまに腕時計の文字盤を隠してしまうことがありますが、その時はマスクをぐるっと回せばよく、特に支障はありません。で、人に会ったら、手首からサッと外して顔に着用して話せばいい。

ただし、トイレの男性用小便器で用を足す時は、手首のマスクが便器にくっつきそうになります。手を洗う時もぬれてしまう。だからトイレに行くときは、マスクを肘寄りの前腕部にずらして、 「腕マスク」 にしています。こうすればノープロブレム！です。

「なんか、見た目がダサい！」と思う人もいるでしょう。でも、むしろ今の時代は、「感染対策に気を配っている人だな」と、周りの人たちに好感を持たれるのではないでしょうか。

残り:707文字／全文:3209文字
読者会員限定記事です