【ゲーム】「PlayStation VR 2」が大幅値下げ、8万9980から6万6980円に– さっそく買うべき？

ソニーの第2世代VRヘッドセット「PlayStation VR 2」が発売から2年経ち、ついに正式に値下げされることになった。ソニーは米国時間2月27日、同製品の価格を3月から399.99ドル（日本では税込6万6980円）に値下げすると発表した（日本では3月10日から適用）。現在の549.99ドル（同8万9980円）から150ドル（同2万3000円）の値下げとなる。

　大きな疑問は、発売から2年が経った今、PSVR 2は購入する価値があるのかという点だ。筆者は、あくまでもオプション的な購入になるが、「PlayStation 5（PS5）」をすでに持っていてVRに興味があり、お金をかけられるのであれば、検討に値するヘッドセットだと考えている。

　399.99ドルという価格は、少なくともMetaの300ドル（日本では税込4万8400円）の「Quest 3S」や500ドル （同8万1400円）のQuest 3ヘッドセットと比較すると、当初からあるべき価格だったように感じる。これらは依然として筆者が特にお勧めするVRヘッドセットだ。新しい価格は、内蔵の視線追跡やOLEDディスプレイなどの技術を考えると妥当といえる。ソニーは過去1年間に複数のアップグレードも追加している。Steam経由でVRゲームをプレイするための別売りのPCアダプターや、その機能を追加したいゲーム用の、カメラを使用したハンドトラッキングのサポートなどだ。

　しかし気になる点もある。ソニーのVRヘッドセットは、QuestやAppleの「Vision Pro」とは異なり、スタンドアロンで完結していない。PS5またはPCに接続しなければ動作しない。PSVR 2はUSB-Cケーブル1本でPS5に簡単に接続できるが、それでもケーブルがあるため、VRゲームをプレイする際の動きは制限される。

　ソニーは2023年以降、PSVR 2独占のゲームをあまり多く制作していない。PCやQuestのゲームの移植版はいくつかあるが、ソニーが「ASTRO BOT: RESCUE MISSION」など初代PSVRのクラシックゲームの多くをPSVR 2に移植していないことを、筆者は今でも残念に感じている。「グランツーリスモ7」のVRプレイモードのような傑作もあるが、既存のPS5向けゲームの多くが強化されることは期待できない。

　ソニーのヘッドセットは、メガネの上から装着する場合に依然として特に快適なものの1つであり、独自のコントローラーは、多くのVRデバイスにないフォースフィードバックと高度な触覚機能を備えている。ただし、PCユーザーはこうした追加機能をすべて利用できるわけではない。今回の値下げは、小売店が今後さらに販売価格を下げる可能性を示唆している。筆者は3月の値下げに飛びつくよりも、店頭での値下げをじっくり待つことをお勧めする。

https://japan.cnet.com/article/35229907/

対応してるのか？