カマラハリス「私が選挙に負けたのはバイデンと民主党議員たちのせい」→袋叩きに遭う

昨年の米国大統領選挙で民主党候補だったカマラ・ハリス前副大統領が23日に出す回顧録『107日』で党内の人物を批判した。フィナンシャルタイムズ（FT）によると、107日はハリス氏が大統領候補として選挙運動を行った期間だ。
FTは「（ハリス氏が）民主党の同僚らと縁を切ってもかまわないという態度で攻撃した」と評価した。

ハリス氏はランニングメイト（副大統領候補）検討過程でピート・ブティジェッジ元運輸長官を排除した理由を「彼が同性愛者のため」と明らかにした。
自身がユダヤ人男性と結婚した黒人女性という状況で、ブティジェッジ氏の選択は「あまりにも大きなリスク」と見たからだ。
別のランニングメイト候補ジョシュ・シャピロ・ペンシルバニア州知事については「ナンバー2で満足しないという心配があった」と批判した。
実際にランニングメイトとなったティム・ウォルズ・ミネソタ州知事については、共和党副大統領候補J・D・バンスとのテレビ討論で「バンスの術策に巻き込まれた」と酷評した。

最近支持率が上がったギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事にもハリス氏は不満を表した。
バイデン大統領の大統領選挙不出馬宣言直後に電話をかけたが「登山中。コールバックする」というメッセージだけを残し、返答がなかったと暴露した。

ハリス氏は自身を副大統領に任命したバイデン前大統領も批判をした。ハリス氏はトランプ共和党大統領候補と討論をする数時間前に「バイデンがなぜ電話をしてきたのか、よく分からない話をした」と振り返った。
「私（バイデン）が（過去の大統領選挙討論で）彼（トランプ）に勝った」など自分の話ばかりを続けたという。ハリス氏は「私の注意力を失わせた」と批判した。

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