私が山形県山形市で会計事務所をゼロから開業して12年以上が経ちます。その間に、地方でのビジネスがどれほど難しく、またどれほど独特な文化の中で成り立っているのかを身をもって体験してきました。地方の経済は都市部とは大きく異なり、特に閉鎖的な商習慣や人的ネットワークが根深く影響しています。新しいビジネスを立ち上げるには、長年の慣習を打ち破る必要があり、単なる努力や熱意だけでは解決できない壁がある のが現実です。
また、地方の経営者たちは口を揃えて「人手不足が深刻だ」「求人を出しても人が集まらない」と言います。しかし、本当に単純な人手不足なのか? それとも、若者が地方を避ける何らかの理由があるのか? そこに目を向けず、ただ「都会にばかり人が流れてしまう」と嘆くだけでは問題の本質を見誤ってしまうのではないでしょうか。
私は、地方での経営に携わる中で、この問題の背景には単なる労働市場の需給バランスだけでなく、地方の企業文化や労働環境、さらには暮らしやすさに関する要素が複雑に絡み合っている ことを実感しています。たとえば、企業が若者を惹きつけるだけの魅力を持っていない、都市部との賃金格差が大きすぎる、労働環境が時代遅れであるといった点が、若者が地方に戻らない要因になっているのではないかと考えています。
いよいよプライド捨てたな
全面的に事実なんだよね・・・
地方出身の多くの若者は、大学進学を機に都市部へ移り住みます。そして、就職活動を迎える頃には、都市部の企業に魅力を感じ、そのまま地元に戻らず都会でのキャリアを選択するケースが非常に多く見られます。実際、私の周囲でも「大学進学で東京や仙台に出たら、もう山形には戻らない」という人がほとんどでした。では、なぜ彼らは地元に戻らないのでしょうか?
単純に「地元に仕事がないから」といった理由だけではなく、地方の環境自体に大きな課題がある ことを感じています。地方には確かに仕事がありますが、その多くは、単純作業やルーチンワークの割合が高く、都会に比べて「挑戦できる仕事」「スキルを活かせる仕事」が少ないのが現実です。特に、成長意欲のある若者にとって、地方ではキャリアアップの道が見えにくい というのは大きな問題です。
また、給与水準の違いも、地方回帰を阻む要因の一つです。都市部では、業界や職種によっては年収500万円以上が一般的な水準となることも珍しくありません。一方、地方では同じ職種であっても、給与が100万円以上低いことが多々あります。生活コストが比較的安いとはいえ、「給料が低く、成長機会も限られている」という状況では、若者が地方で働くことを前向きに考えにくいのも無理はありません。
さらに、仕事環境だけでなく、ライフスタイルの面でも地方の課題は多いです。例えば、都市部では、仕事終わりにカフェやレストランに立ち寄ったり、映画館やイベントに気軽に行くことができます。しかし、地方ではその選択肢が限られ、娯楽が少ないことが「地方に戻りたくない」という心理的要因にもなっています。また、交通インフラの問題も大きく、都市部であれば電車やバスで気軽に移動できるものの、地方では車がなければ生活が成り立たない地域も少なくありません。特に山形のような雪国では、冬場の運転のストレスもあり、都市部の利便性との差がより顕著になります。地方で生活するというのは、単に「仕事の選択肢が少ない」というだけでなく、ライフスタイル自体が大きく変わることを意味します。
そして、もう一つ大きな要因として、「地方に戻ると第一線から退いたように見られる」という問題があります。都会でバリバリ働き、ビジネスの最前線で経験を積んできた若者が、地方に戻ると「田舎に引っ込んだ」と見られがちです。実際、私自身も山形に戻る際、「都会でのキャリアを捨てるのか?」「田舎に帰ると、もう成長の機会はないのではないか?」といった意見を何度も聞かされました。特に、大企業やベンチャー企業でキャリアを積んだ人ほど、この点に対する抵抗感が強いように思います。
こうした理由から、地方で生まれ育った若者が都会に出ると、そのまま地元に戻らず、都市部での生活を選び続けるのが一般的な流れになっているのです。
地方では、「人手不足が深刻だ」という声をよく耳にします。私の周りでも、「求人を出しても応募がない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」といった話は珍しくありません。しかし、本当に「人手不足」という外的要因のみが原因なのでしょうか? 実際のところ、「求める人材が来ない」「若者が定着しない」ことが問題の本質ではないか と思います。
求人を出しても人が集まらない最大の理由は、地方企業が求職者にとって魅力的に映っていない ことにあると考えています。給与の低さや労働条件の悪さはもちろんのこと、企業文化や職場環境が時代に合っていない ケースも多く見受けられます。例えば、都市部の企業では当たり前になりつつあるフレックスタイム制度、リモートワークといった柔軟な働き方 が、地方ではほとんど導入されていません。そのため、優秀な人材ほど地方企業を敬遠し、都会の企業へ流れてしまう という構造になっています。
また、地方企業にはいまだに昭和的な企業文化が根強く残っています。例えば、「仕事は見て覚えろ」「若手はとにかく下積みを経験すべき」「プライベートよりも会社を優先するのが当たり前」といった価値観です。これらは、バブル期や高度経済成長期には一定の合理性があったのかもしれませんが、現代の若者にとっては単なるブラック企業的な考え方に映ってしまいます。特に、長時間労働が美徳とされる風潮がまだ根強く残っている企業も多く、ワークライフバランスを重視する若い世代とのギャップが大きくなっている のです。
加えて、職場の環境やオフィスの古さも大きな問題です。私が東京で働いていた頃、オフィスは開放感があり、最新の設備が整っていました。しかし、地方に戻ると、驚くほど多くの企業が「昭和のまま」なのです。例えば、狭くて暗い事務所、紙とファックスが飛び交うアナログな業務環境、そして未だに「報告は対面で行うのが基本」といった非効率な働き方が続いています。デジタル化やDXの遅れが、人材確保において大きな足かせになっている のは間違いありません。
実際、私が開業したときにも、こうした「昭和の働き方」が地域に根付いていることに驚かされました。2012年頃の山形では、電子メールすら十分に普及しておらず、業務のほとんどが電話とファックスでやりとりされていた のです。2025年の今でも、地元の企業ではファックスが主要な通信手段として使われており、メールを送った後に「今メールを送りましたのでご確認ください」と電話で伝えるのがビジネスマナーになっているところもあります。このような環境では、ITに慣れた若者が働きたいと思うはずがありません。
さらに、採用に関する情報発信の遅れも深刻です。多くの地方企業は、未だに「ハローワークに求人を出せば人が集まる」「知人の紹介で人材を確保する」という旧来のやり方に依存している 状況です。一方、都市部では、企業の採用活動は大きく変化しており、SNSやホームページを活用して企業の魅力を発信するのが当たり前になっています。若者の多くは、就職先を探す際にまずインターネットで情報を収集します。しかし、地方企業はホームページすら持たないところも多く、仮にあったとしても採用ページが充実していないため、求職者に十分な情報を提供できていないのです。結果として、地方の企業は「どんな職場なのか分からない」という理由で敬遠され、応募数が伸びないという悪循環に陥っています。
また、地方の求人は、結局のところ「知名度のある地元の名門企業」への人材供給に偏りがちです。そのため、新しい企業やスタートアップが優秀な人材を確保するのが非常に難しくなっています。前回の記事でも触れましたが、既存の枠組みの中で人材や仕事が回り、新規参入が極めて困難な状況になっている のです。
このように、地方の企業は人手不足を嘆く一方で、企業自身が求職者にとって魅力的な環境を提供できていない という現実があります。
俺なりに結論を簡潔に言います
山形は閉鎖的な老害が多い
変化を好まず、内向きすぎる
外から人を入れて外向きの経営すればOK
だいたいこんな感じ
よめ
山形人の本質をついているぞ
山形人に鉄槌としてぶつかります
なんのための大学なんでしょうか
お馬鹿なお前でも山形に山形市以外の自治体があることをようやく理解できるようになったんだね畳ゲェジ君
えらいえらい
久しぶり
山形市と天童市の区別はつくようになったかお馬鹿ちゃん?w
俺の親の出身は米沢
地方都市特有の弊害だな
岐阜市と山形市は似ている
・ともに内陸地域。盆地で蒸し暑く冬は寒い
・地方のプライメイトシティの大都市(名古屋、仙台)に日帰り圏で吸い取られて空洞化
・住民気質が閉鎖的
もうどこもチェーン店みたいのしかないぞラーメン屋以外
それはもう
服部さんが死んだから・・・
いいね
マック進出がソ連よりも遅かったんだよね
今はヤマザワの方が偉いかな?
だからひろしの出身県か





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