【新型コロナ】舛添要一氏、高橋理事に「私が都知事なら殴りかかるぐらいの勢いで怒る」

2020.3.12 13:06
https://www.sanspo.com/geino/news/20200312/geo20031213060020-n1.html

元厚生労働大臣で前東京都知事の舛添要一氏（７１）が１２日、ＴＢＳ系情報番組「グッとラック！」（月～金曜前８・０）に生出演。
２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会で理事を務める高橋治之氏（７５）が新型コロナウイルスの感染拡大による五輪延期の検討に言及したことについてコメントした。
高橋理事は１０日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル（電子版）で、新型コロナウイルスによる感染症が今夏の東京五輪までに終息しない場合の対応として私見を展開。
テレビ放映権料が国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の収入の大部分を占めていることから「中止はない」とし、延期なら欧米のプロスポーツのシーズンを避けて
来年か再来年の夏が現実的とした。
２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長（８２）は１１日、この発言について「軽率なことは慎んでほしい」と苦言を呈した。
番組でこの話題を取り上げると、舛添氏は高橋理事に対し「話にならない。よくこんな人が組織委員会の理事やってるな！」とあきれ顔。
高橋理事が延期の理由として「経済的損失があまりに大きい」とした点に触れ、「経済的損失があまりに大きいって。あんた経済的損失のことしか考えてないんですか。
　アスリートが１年２年延びたらやれないじゃないですか。スポーツは平和の祭典だし、世界中、仲良くしようって文化の祭典でもあるんです。
　オリンピック憲章も読んでないんじゃないか。開催都市計画に延期の『え』の字もひとことも書いていない。２０２０年東京と書いてある」と語った。
さらに「根本的なことが間違っている。オリンピックは４年に１回やるのが五輪なんです。２年に１回やるのはオリンピックじゃないんです。
　だから、まったく基本が分かっていなくて、こんなこと言うこと自体が組織委員会の理事を辞任するに値すると思っていますね」と憤慨。
ＭＣを務める落語家、立川志らく（５６）が「面識はあるんですか？」と聞くと、舛添氏は「面識くらいはあるけどよく知りません。私が都知事なら殴りかかるぐらいの勢いで怒ります。
　もう少し小池知事も怒らないといけないです」と言い放ち、高橋理事が「（組織委員会は）ＩＯＣより先手を打つべき」としている点について、
「先んじて検討しているというけど、あんたの言うことなんてＩＯＣ聞くかって…」と怒りは収まらなかった。
また「まさか親分の森さんとも話してなかったっていうのは、驚愕してね。本当に何考えているんだろうこの人はって。商売のことしか」と終始不快感をあらわにしていた。

舛添要一氏