【社説】新型コロナ・差別と偏見/断じて許すことはできない【コミュニティ崩壊】

郡山女子大（郡山市）の７０代女性教授が新型コロナウイルスに感染したこと
を巡り、同大は、同大関係者への嫌がらせが数十件あったと明らかにした。
首都圏などを中心に感染拡大が懸念される中、誰もがウイルスに感染する
可能性がある。感染者や濃厚接触者、その関係者などへの差別的な言動は厳に慎まなければならない。

　同大によると、制服を着ていた付属高の生徒が見知らぬ男から「コロナ」と
指をさされたり、職員の家族が勤務先から「出社しないでくれ」と言われたり
した事例があったという。関係者が買い物先で「出てきてもよいのか」などと
言われたケースもあった。

　福島大教育推進機構の前川直哉特任准教授（社会学）は「人は不安になった
とき、脅威となるものを特定のカテゴリーに結び付け、自分とは関係ないと
思いたがる」と分析する。そして「今回はウイルスが怖いため、大学関係に
結び付け、差別的な言動などにつながったのだろう。東京電力福島第１原発
事故のときは、その対象が福島だった」と指摘する。

　原発事故の被害を受けた本県は、いわれのない差別や風評を経験してきた。
その無念さを思い起こせば、ウイルス感染に何の責任もない人たちを無知に
より攻撃し、おとしめる行為がいかに愚かしいことか分かるはずだ。感染抑止
の対応は長期戦となることが見込まれる。今回のような過ちを決して繰り返
さないことが重要だ。

　嫌がらせ行為以外にも、同大には「コロナをまき散らすな」「怖くて外を
歩けない」などの苦情の電話が１００件以上寄せられている。なかには、
感染した女性教授や濃厚接触者の個人情報を聞き出そうとする内容もあったという。

　郡山市保健所によると、同大で濃厚接触者とされた人で感染は確認されて
いない。学内の消毒などの対応も終了している。差別や偏見は、正確な情報が
伝わらない状況で起こりやすい傾向がある。国や県、市町村には、個人情報に
配慮しながら、適切な広報を粘り強く続けていくことが求められる。

　クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」から下船した人や海外から
帰国した人についても、周囲の目や反応が生活に影響を与えていないかどうか、
行政の継続的なフォローが欠かせない。

　政府の専門家会議は、感染症の対策に当たっている医療従事者やその家族
が、不当な扱いを受けることがないよう訴えた。社会の分断は、ウイルスを
まん延させる隙を生む。社会全体で、差別と偏見をなくす意識を高めて
いきたい。

https://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20200328-472760.php

感染は不可抗力だろ
こういうやつが電話するんだろうな

今まで欧米人は「俺たちは人権先進国だ」みたいなツラしてアジアやアフリカを見下してきたが、
コロナで欧米人の本質は人権なんて無視の差別意識しかないことが明確になった

今後の世界で連中に人権を語る資格はない