【新型コロナ】青森ねぶた祭中止へ調整

3/31(火) 22:06配信
Web東奥

　新型コロナウイルス感染拡大を受け、青森ねぶた祭（8月2～7日）の中止を検討している主催者の実行委員会（奈良秀則実行委員長）は31日、今月8日に開く会議での正式決定に向け、関係者間の調整を進めた。青森ねぶた祭の中止が決まった場合、1958（昭和33）年に「青森港まつり」から現在の「青森ねぶた祭」となって以来初の事態となる。

　奈良実行委員長は31日午後、青森ねぶた運行団体協議会の役員や、実行委の名誉大会長を務める小野寺晃彦市長らに中止含みでの状況を説明した。関係者の意見を踏まえ、8日の会議で正式に開催の可否を決める。

　市役所での奈良実行委員長との会談終了後、小野寺市長は取材に「現時点で（開催の可否が）決まっているものではないと認識している」と強調。「状況は刻々と変わっていて、8日の実行委までどうなるか分からない」と答えた。

　中止になった場合の影響については「青森で人が一番来る祭りであり、観光、経済などへの影響は計り知れない。慎重な判断が必要であり、市民、県民、国内外の観光客の安全を大前提に検討する」と話した。

　奈良実行委員長は取材に「何も決まっていない。8日に決まる」と述べるにとどめた。

　実行委事務局の青森観光コンベンション協会は31日午後、青森ねぶた運行団体協議会の役員5人に説明した。同協議会の若井由治会長は取材に「今はコメントできる段階ではない」と答えた。実行委メンバーの青森商工会議所・葛西崇専務理事は「まだ検討中で、議論の途中と聞いている。さまざまな意見を踏まえ結論を出すと思う。その推移を見ていく」と述べた。

　三村申吾知事は、青森ねぶた祭開催4カ月前のこの時期での中止検討に驚いた様子。東奥日報の取材に対し「世界中が待ち望んでいる祭り。まだ中止を決めたのではないとしたら、実行委が今後の状況等を丁寧に見極めながら慎重に判断し、方向性を出すことを見守りたい」と語った。

　一方、青森市安方のねぶた団地「ラッセランド」では31日現在、作業員らがねぶた小屋全22棟のうち15棟分の骨組みを終えた。実行委の会議が開かれる8日まで作業をいったん中断するという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000008-webtoo-l02

この分で行くと、仙台七夕から始まり、青森ねぶた、弘前、能代と夏の火祭りドミノ倒しだな。