【新型コロナ】舛添氏、アベノマスクまだ届かず「スピードが肝腎だと分かっていない」

2020.4.19 23:40
https://www.sanspo.com/geino/news/20200419/sot20041923400010-n1.html

元厚生労働大臣で前東京都知事の舛添要一氏（７１）が１９日、新型コロナウイルスの感染防止対策として
政府から全世帯に２枚ずつ配布される布マスクが届いていないことを明かし、政府に苦言を呈した。
安倍晋三首相（６５）は１日、新型コロナウイルス特措法に基づく政府対策本部で、国内全世帯に
「布マスクを２枚ずつ配る」と表明。政府方針は議論を呼び、一部では「アベノマスク」とやゆする声も
上がっていたが、１７日から布マスクの配達が始まっていた。
舛添氏は「東京都はコロナ感染者が３千人を超えたが、私の住む世田谷区が最大で２５０人以上だ」と都内の
感染状況を記した上で「しかし、まだアベノマスク２枚も届かない」と報告。
「皆、手作りのマスクなどで凌いでいる。１枚のマスクを１週間使っているという医療関係者の嘆きも聞く」
と伝えつつ「安倍政権は、危機管理にはスピードが肝腎だということが分かっていない」と指摘した。
舛添氏は、福井県が５０枚入りの不織布マスクの箱を２箱まで買うことができる購入券を、県内全世帯に１枚ずつ
配布すると発表したことにも「私は、２枚のアベノマスクよりも、このような購入券を配れと主張してきたが、
福井県がまず実現してくれた。国よりも、まともだ。それにしても、官邸官僚はどうしようもない」とつぶやいていた。

舛添要一氏