【武漢ウィルス】熊本駅ビルの来春開業微妙に　新型コロナで建設工事が中断、テナント入居に影響も

新型コロナウイルス感染症の影響は、ＪＲ九州が熊本市西区で進めている熊本駅ビル開発にも影を落としている。感染拡大防止のため建設工事が４月下旬から一時中断。入居テナントとの契約交渉にも影響を及ぼす可能性があり、スケジュール通りに２０２１年春に開業できるか微妙な情勢だ。

「一定期間ではあるが、建設工事がストップするので遅れが出てくると覚悟している」。ＪＲ九州の青柳俊彦社長は４月下旬の定例会見で、熊本駅ビルの開業時期への影響について口にした。

国の緊急事態宣言に伴い、ゼネコン各社が全国の建設現場で各種工事を原則中止とする中、駅ビルも施工会社の大林組の意向を踏まえて４月２５日に工事を停止。今年１２月の開業を目指す熊本駅北ビルの工事も、施工会社の鹿島と協議して、同２６日から停止した。

ＪＲ九州によると、現在の工事進捗［しんちょく］率は熊本駅ビルが３５％、駅北ビルが４５％。いずれのビルも地上１２階建てで、熊本駅ビルは１０階、駅北ビルは最上階まで鉄骨を組み上げた段階だという。

工事の中断は２棟とも６日までとしているが、政府は緊急事態宣言の期間を延長する方針で、中断の時期も延長される可能性がある。

工事の再開後は低層階から進めている外装工事を本格化させたい考えだが、青柳社長は「どのくらいの遅れになるかは施工会社から聞いていない」と困惑顔だ。

別の心配も膨らんでいる。同社は駅ビルの１～８階の商業ゾーンに専門店街「アミュプラザ」を設ける方針。

入居希望のテナントとの交渉が水面下で続いており、同社によると、交渉がまとまった企業から順次、契約を結んでいる。

しかし、物販・飲食関係のテナント候補はコロナ禍による外出自粛の影響を受けて直近の業績悪化が見込まれ、青柳社長は「最終的な契約に至らないケースが出てくるかもしれない」と危機感を募らせる。

ＪＲ九州は熊本駅ビル、駅北ビルとも開業時期について変更はしていないが、青柳社長は「今のところ」を繰り返す。熊本市の「玄関口」整備の仕上げとも言える駅ビル開業の行方もコロナ禍次第だ。（宮崎達也）

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb2959ec60d36dbf3a591cf40a9e78aebdc5f79
5/4(月) 12:07配信

まぁ鹿児島中央も新幹線が出発したらいきなり山に突っ込んでるけど