“ガラケー女”とデマ…今も被害女性につきまとう不安 初対面の人が「もしかしたら拡散した人かも…」

被害女性のAさん：
「小さいこと、悪気がないことがどれだけ人の人生を狂わすのか。今回、私が被った被害の大きさというものを知ってほしいなと思いますね」

　こう語るのは、あおり運転の事件をきっかけに“被害”にあった女性Aさん。

　Aさんは、常磐道であおり運転暴行事件を起こした男の車に同乗していた女性と間違えられ、名指しで批判されたのです。

＜投稿された批判のメッセージ＞
「犯罪者」
「さっさと捕まれ！」
「出頭せよ」
「最低な人間ですね！」
「1秒でも早く自首してください」
「被害者の気持ち考えろよ」
「お前も同罪だ」

Aさん：
「朝起きたら“犯人扱い”だったので、何が何だか分からなかったというのがまずありました。攻撃的な『4ね』とか『早く自首しろ』とか『捕まれ』とか、犯罪者として扱われている感じそのままでした。3日間くらいで300件は超えて…そういう時に警察に行くのがいいのかどうかも分からないですし、周りに知識がある人もなかなかいないので」

　Aさんにとっては全く身に覚えのない誹謗中傷…。その理由は宮崎容疑者がAさんのSNSをフォローしていて、同乗の女性と容姿が似ているということだけでした。

Aさん：
「ネットの利用者全てが曖昧な知識の中で利用してるから、今回みたいなことが起こったのであって、ここを正していきたいという思いが非常にあります」

　Aさんは2019年10月、ネットでデマを拡散した50代の男性に対し、110万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。

Aさんの代理人弁護士：
「この人は『ガラケー女だ』という事実を示されただけで、その人の社会的評価は落ちるだろうということがあるので、今もその理屈で名誉権侵害・名誉棄損だということで手続きを進めています。今も被疑者が逮捕されてなかったらずっと犯罪者扱いされていたと思います」

Aさん：
「自分の名前で検索するとやっぱりヒットするものは多々あるので、これはもう一生消えないんだろうなとは思ってますし、未だにそれを信じてる人も少なからずいるなとは思ってます。今回ネット上で起きたことなので（拡散した人たちと）直接会うことはないじゃないですか。なので、初めて会った人が『もしかしたら拡散した人かもしれない』という不安はつきまとうだろうなと思ってます」

　事件以降、精神的な不安がつきまとっているというAさん。それでも、自分のような人を二度と出さないため、今後も拡散にかかわった人物を特定し法的措置を検討しているということです。

　ネットでデマを発信・拡散させた法的責任について、菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士：
「誤った情報を発信した人、それを拡散させていった人、どちらにも責任があります。法律上、名誉棄損が犯罪となるためには、“公然と”“人の社会的評価を下げる”こと。これで成立するんです。

　発信元であろうと、それを拡散させた人であろうと、ネット上に出すというのは公然となりますから、そこで相手の社会的評価を下げる言葉を発信するというのは、名誉を棄損したり侮辱したりする行為となり、罪となります。そういう社会的責任があるということを自覚してSNSをご利用いただきたいです」

Q．拡散した人にとっては、人が発信した情報を“流すだけ”で、罪悪感は低いと思われますよね

菊地弁護士：
「そういう傾向はあるのかもしれません。ただ、デマの拡大に促進力を与えているということで、罪は罪なんです」

12/29(日) 7:03配信
カンテレ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191229-00010000-kantele-soci

サングラスした姿が驚くほど似てたからな。

俺はそういう奴は軽蔑するけどね

俺のようになるべく近寄らないのが最善

お悔やみ申し上げます