【高橋洋一】日本のブースター接種が遅れている原因？　厚労省が普通の判断ができなかったから、８ヵ月にこだわっていたから

飯田）ワクチン3回目接種については自衛隊による大規模接種会場の設置、また職域接種を前倒すという話も出て来ています。

高橋）「前倒す」で騙されてしまうのだけれど、要するに何もしていなかったということでしょう。
ワクチンの話は国内在庫が多かったから、8ヵ月経って打つのか、6ヵ月に前倒すのかとずっと言っていたけれど、そもそもそれがおかしいのです。
「国内在庫があるのであれば、6ヵ月で打てばいいのではないか」という普通の判断ができなかったから、いまこうなっているわけです。

飯田）普通の判断ができなかったから。

高橋）ワクチンのブースター接種に関して、国内に在庫があるのに、世界各国のなかでも遅いのはおかしいですよね。
それは8ヵ月にこだわっていたからということでしょう。

飯田）8ヵ月にしないと、自治体の体制が整わないから。

高橋）……と言うけれど、それは厚労省が言っているのでしょう。

飯田）「その文句が自分たち厚労省に来るではないか」ということですか。

高橋）ワクチン担当大臣が河野さんから堀内さんになったのだけれど、だいぶ違いますよね。

飯田）現場のお医者さんたちも、「河野大臣のときはいろいろ発信していたし、すぐに現場の意見で変えることがあったけれど、
堀内さんは何をやっているかわからないのですよね」と言います。

高橋）それはそうでしょう、現場の人から見れば明らかだと思います。
厚労省がいろいろな方針を出すのだけれど、「何かズレている」と現場の人はみんな思っているでしょうね。
私もワクチンについては遅れているなと思います。河野さんも「国内在庫がある」と発信していたしね。

飯田）年末以前に発信していました。

高橋）ワクチン接種は在庫があるときにやるのが普通です。わざわざ持っている必要はありません。

飯田）持っていても有効期限が来ますしね。

高橋）すぐ打ってしまえばいいのです。なぜ8ヵ月にこだわるのかわかりません。

飯田）いま沖縄では、医療従事者が濃厚接触者になる、あるいは感染者になって現場の人手不足が懸念されています。

高橋）「先にワクチンを打っておけばよかったでしょう」ということです。

飯田）そういうことになりますよね。

高橋）わけがわからないですよね。

飯田）「水際対策を維持する」ということですけれども、水際対策は時間稼ぎという指摘も前からあります。

高橋）それはそうですよ。時間を稼いでいる間にワクチンを打っておけと、それだけのことなのです。

飯田）時間は稼いだけれども、ワクチンは打たなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/127155819941cfee6749aa99158af6f5a92d2f66?page=1

ド田舎のジジイが打つ必要あるのかよ