【茨城】 コロナ禍の中学３年生　３年ぶりの修学旅行へ　水戸市

05月27日　21時06分

新型コロナウイルスの影響で楽しみにしてきた行事が中止や縮小となるなど、我慢を強いられてきた子どもたちですが、ようやく学校行事が再開しつつあります。
水戸市の中学校では３年ぶりに関西への修学旅行が行われることになり、２７日は３つの中学校の生徒４００人余りが出発しました。
（水戸放送局・田淵慎輔記者）

【笑顔で京都・奈良へ出発】
２７日朝、水戸駅に集まった３つの中学校の３年生たち。水戸市の中学校の修学旅行は、去年とおととしは新型コロナの影響で中止になりました。ことしは３年ぶりに、京都と奈良への修学旅行が実現したのです。
待ちに待ったイベントの始まりに、生徒たちの顔には自然と笑みがこぼれていました。

【新型コロナに翻弄されて】
きょう出発した３校のひとつ、緑岡中学校。
今の３年生は、入学した次の日から学校が臨時休校になり、去年とおととしの宿泊行事も中止になるなど、新型コロナの影響を特に受けてきました。
中学３年間の最大の行事といえば、修学旅行。３年生たちはようやく、例年どおりの学校行事を楽しめることになったのです。

出発の１週間前。生徒たちは授業の中で、自由行動で訪れる場所を調べるなどしていました。
（男子生徒）
「京都が楽しみです。自由行動では二条城や伏見稲荷、清水寺に行きます。カメラ映えするところに行きたいなと思っています。」
（男子生徒）
「歴史や文化を学びたいです。金閣寺にクラスのみんなで行くので、どのぐらい光っているのか、見てみたい。」
（女子生徒）
「感染対策で制限はいっぱいあるけど、縮小とか延期なしにできるのは久しぶりなので、うれしいです。」

２年生の３学期から準備に当たってきた実行委員長の佐々木雄太さんは、実施できるか分からず不安を感じた時期もあったと振り返ります。
（実行委員長　佐々木雄太さん）
「行けるかどうか分からないというときは、寝るときにも気になって『やっぱり実施したいな』と考えたりしたので、実施できることに感謝しています。思い出が作れるのが本当に僕もうれしくて、みんなも楽しんでもらいたい。」

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