日本郵船に310億円賠償求め提訴　米駆逐艦が日本船と衝突し駆逐艦乗組員が死亡した事故

米駆逐艦衝突、乗組員遺族が日本郵船に賠償提訴

　【ロサンゼルス＝久保庭総一郎】米海軍のイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」が２０１７年６月、静岡県・伊豆半島沖で
コンテナ船と衝突した事故で、亡くなったイージス艦乗組員の遺族らが１８日、コンテナ船を運航していた日本郵船
（東京都千代田区）に２億８７００万ドル（約３１０億円）以上の損害賠償を求め、米ルイジアナ州の連邦地裁に提訴した。
米メディアが伝えた。

　遺族らは「コンテナ船が国際ルールに従えば、衝突は避けられた」と主張している。この事故では、イージス艦乗組員７人が死亡。
米海軍は１７年８月、イージス艦とコンテナ船の双方に「船舶操縦技術に問題があった」として、当時の艦長らを解任している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191119-OYT1T50198/