経済的自立に苦戦の米ミレニアル世代（27－42歳）とＺ世代（18－26歳）。半数以上が親の経済的援助に依存

Claire Ballentine
2023年6月28日 9:11 JST
半数以上が経済的援助に「若干または大いに」依存していると回答
賢い金銭的決断をする上で親は良い例になっていないとの意見も

米国のミレニアル世代とＺ世代は経済的に自立するのに苦労している。

　　信用調査会社エクスペリアンの最近の調査によると、ミレニアル世代（27－42歳）とＺ世代（18－26歳）のうち、いまだに親から経済的援助を受けているかとの質問に対して「全く頼っていない」と答えた割合はわずか28％だった。半数以上が家族からの経済的援助に「若干または大いに」依存していると答えた。

　　同時に、３分の２の人が親に経済的援助を求めなければならないことを恥ずかしく思っており、ミレニアル世代では70％がそう感じていることが示された。

　　高騰する住居費、学生ローンの負債、さらに不透明な経済情勢が、米国の若者に人生の足掛かりを作るのを難しくしている。特にインフレが日々の必需品を幅広く押し上げる中では、引っ越しや住宅購入といった金銭的な節目となる消費行動は多くの人にとってますます手の届かないものになりつつあるようだ。