ムーキー・ベッツ「とにかくずっと酷い。努力不足が原因だったらよかったのに、そうじゃない」⇦なんかベジータみたいだな🤔

ベッツのスイングデータは、ワールドシリーズでのスイング軌道は長くなっており、一発狙いのようなスイングになっていることを示している。

ワールドシリーズでのスイングのアタックアングルは13度と、シーズン中の９度、そしてMLB平均の10度よりかなり上がっている。ボールに当たる瞬間のバットの（垂直）角度を示すアタックアングルの値が大きいということは、より打球を打ち上げる志向のスイングになっていることを示している（つまり、いわゆるアッパースイングになっている）。事実、13度という数字は、マット・ウォールナー（ツインズ）やサルバドール・ペレス（ロイヤルズ）ら「三振か本塁打か」の傾向が強いパワーヒッターに近い。

さらにボールに対するバットの（水平）角度を示し、引っ張り、もしくは流し打ち傾向の強さが分かるアタックディレクション（打球方向）も激変。NLCS以前は７度から４度だったのに対し、ワールドシリーズでは12度と、かなり極端になっている。MLB平均は０度にもかかわらず、MLB屈指のプルヒッターとして知られるイーサック・パレイデス（アストロズ）の15度に次ぐ数字となっている。

ベッツのスイングは打球を打ち上げ、引っ張ることを狙ったような大振りとなってしまっているが、実際に本塁打にはつながっていない。ただ、三振にもつながっていない。ほとんどがポップフライと弱い外野フライにつながっている。ベッツのフライ数は10度を数え、ワールドシリーズではトミー・エドマンと並んで最多記録だ。弱いフライは幸運でヒットになることも、相手守備の乱れを誘うこともほとんどない。よって、打率.143に低迷するのも頷ける。

ポップフライ