「難問」を本当にシンプルにする話
https://capsaicin.site/blog/2025-12-22料理ができないシェフや、大工仕事を知らない家具職人、楽譜が読めないピアニストなんて想像できるだろうか。どれも矛盾した存在に聞こえる。しかし私たち人間も、まさに同じ矛盾を抱えている。どんなに優秀な思想家でも、思考がどこから生まれるのか、そもそも思考とは何なのか、誰も説明できないのだから。
意識という根本的な謎
思考は「意識」という根本的に神秘的なものから生まれる。意識から私たちは思考、感情、感覚、心象、洞察、夢、願望、恐れなど、あらゆるものを生み出している。インドの古典『ウパニシャッド』はこれを金に例えた。金の装飾品がどんなに多様でも、すべて金でできている。同じように、人間の心がどんな活動をしていても、その素材は「意識」なのだ。
意識はあらゆるものを作り出せる。では、意識そのものは何から作られたのか?これこそが矛盾の核心だ。意識を作る「材料」など、誰も見つけたことがない。この謎は近年「ハード・プロブレム(難問)」と呼ばれている。この言葉を作った哲学者デイヴィッド・チャーマーズは言う。「意識体験ほど私たちが親しく知っているものはないが、これほど説明が困難なものもない」視覚の不思議
この問題の難しさを、視覚を例に考えてみよう。
目が見えることと見えないことの違いは、脳が光を処理する仕組みにある。これは明らかだ。しかし本当に重要なのは、光がどうやって「見える」に変換されるかで、これが謎なのだ。リンゴでも雲でも山でも木でも、太陽光が跳ね返って見える。だが、どうやって?誰も知らない。
同じ光の粒子は他の物体にも当たるが、何も起きない。植物では光合成を起こすが、それは「見る」こととは違う。なぜ違うのか?光がある状況では見えて、別の状況では見えないのはなぜか?
答えは意識そのものの中にある。意識がなければ光は見えない。しかし「脳の中で物理的プロセスによって光が明るくなる」というのは間違いだ。なぜなら脳の中は宇宙空間と同じく真っ暗だからだ。すべては意識の中で
匂い、触感、味、音、映像。自然界のあらゆる質感は、バラの芳香から蜂の針の痛み、蜂蜜の甘さまで、すべて意識の中で生まれる。これらは人間の意識の中で創造されているのだ。
宇宙全体がこの原理で存在している。何十億光年も離れた星も、私たちの意識なしには現実にならない。星を現実にするもの——熱、光、質量、空間での位置、猛スピードで遠ざかる速度——すべて人間の観察者と神経系が必要だ。
もし誰も熱や光や質量を体験する者がいなければ、私たちが知るような現実は存在しえない。私たちは意識的な参加者として現実の創造者なのだ。にもかかわらず、どうやってそれをしているのか全くわからない。このプロセスは努力なしに起きている。つずきはソースで
問題設定そのものが間違い?
魚は海を興味深い話題として切り離すことはできない。生活のすべてが水に関わっているからだ。もし科学者の魚が「水はなぜ濡れているのか」と問うても、その質問は無効だ。「濡れている」は単に水の性質だ。宇宙についても同じことが言えないだろうか。宇宙は単に意識そのものなのだと。
意識を「問題」として切り離すことはできない。水の濡れのように、それは本来的なものだ。つまり、意識は存在そのものに違いない。ハード・プロブレムに正解も不正解もない。なぜなら答えは問いを前提とするが、意識はそのどちらでもないからだ。
新しい宇宙観へ
現在、多くの宇宙論学者が全く新しい宇宙の理論を展開している。生きていて、意識があり、進化する宇宙だ。そんな宇宙は物理モデルには当てはまらない。意識は物理を必要としない。逆だ??物理は意識なしには存在できない。
これは量子物理学の宇宙でも、創世記の天地創造でもない。意識によって、意識の中で、意識から作られた宇宙は、私たちの思考と感情に反応する。形、色、音、質感を私たちから得ている。だから最もふさわしい名前は「人間宇宙」だ。
宇宙は最初から難問を解決していた。意識を分離して別のものとして調べることができないように創造を設定したのだ。もしこの人間宇宙が存在するなら、それこそが本当の宇宙、私たちが持つ唯一の宇宙だ。ハード・プロブレムは論理的に見えたが、物理的物質の優位性という誤った前提が崩れた今、それは無効になったのだ。
「意識なんてものは存在しない」が正解
これで全部説明できる
愚問
なんで「宇宙」とかお前ら哲が全く知らない(観測事実とか)事を哲学するよ
お前らが一番良く知ってる対象を哲学すればまだ検討外れな事も言わないですむんじゃね
「なんで哲ヲタは軽蔑されるか」とかを哲学すればお前らが日常的に感じてる軽蔑を考察できていいじゃん
これは、哲学側からすれば
観察の対象としての科学による知見の「実在」を疑い探究する視点を持たない
つまり専門知をそのまま「正しい」ものとして信じ込んでいる「俗人」「大衆」的なあり方として批判されるんだろう
現象の根源としての主観、自己の精神の本質の霊魂実在の考え方の方向なんだろう
だからこういうものは唯物論科学主義とか人間の解放の思想の立場から激しく批判を受けることになる
このひと
高学歴。最新物理。端的。
互いに議論が噛み合わないのは
この「実在」についての問題、それの自覚で乖離があるからってところになるんだろね
生物誕生以前から、宇宙は在るんスけど。
第二次世界大戦後なので
しかたのない面は、あるでよ。
解説してきたからよ
シュレディンガーのぬこ。
そういう包括総括も
自信もってゆえんもなあ。
スレ、とっといてるやつは、べらぼうに勘がいいか、運がいい。
うたがうことなく
世界レベル、なのよ。な。
猫に鏡像認知ができないのと同じように、人間という存在の知性にはア・プリオリな漸近線が存在している
我々の手はどこまでも届くほど長くはないのだ





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