【新型ウイルス】新庄市の60代男性の感染確認・「東京から帰省の息子」が経路か　県内3例目・3日連続の感染確認　山形

山形県は2日、新庄市の60代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は3人目、3日連続での公表となった。

（吉村知事）
「県内3例目となる新たな感染者が新庄市内で確認された。3日連続で米沢、上山、新庄と県内それぞれ離れた地域で確認された」

新たに感染が確認されたのは、新庄市に住む60代男性。3月26日以降発熱が続いたため、30日に市内の医療機関を受診した。1日のCT検査で両側にウイルス性肺炎特有の所見が見られたため、医療機関が最上保健所に相談し、検体をPCR検査した結果、陽性と判明した。男性の症状は重く、村山保健所管内の感染症指定病院に転院し、集中治療室で治療を受けているという。

男性に1カ月以内の海外渡航歴や感染拡大地域への訪問は無かった。一方で東京都内に住む男性の息子が3月17日から20日まで新庄市に里帰りした際、滞在中に発熱があったことから、県は息子が感染経路となった可能性があると見ている。

（県健康福祉部・阿彦忠之医療統括監）
「（男性の息子が）東京都内での感染連鎖の中の一人として巻き込まれ、新庄に戻り感染をつなげてしまった」

県は、濃厚接触者は患者の男性と同居する園児を含む家族7人と都内在住の息子の合わせて8人と把握し、家族については2日からPCR検査を開始し、息子については東京都に検査を依頼するとしている。

県は男性の息子が山形新幹線で往復していたことを明らかにしていて、今後、患者の男性とともに息子の行動歴も詳しく調べる方針。

県内での感染確認は、米沢市の自動車教習所の免許合宿に参加していた神奈川県の20代の女子大生と、上山市の旅館で調理担当をしていた60代の男性従業員に次いで3人目となる。

4/2(木) 11:48配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200402-00010001-sakuranbo-l06